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ふるさと納税という万国博覧会において、返礼品制限で損するのは?

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ふるさと納税の返礼品制限で損するのは「ふるさと」である地方公共団体なのではないでしょうか?

はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。

 

 

 

ふるさと納税は万国博覧会

あなたはふるさと納税を知っていますか?ふるさと納税は地方創生を目的とした寄付システムです。ふるさと納税すると所得税などの税金から一定額が控除されるので、寄付者は寄付に対する返礼品の分だけお得です。

 

その返礼品の内容が豪華すぎる、換金性の高いものはふさわしくない、という国からの通達がニュースになっています。

 

そもそも、ふるさと納税で立派な返礼品を用意する自治体が出現したのは必然でした。ふるさと納税は津々浦々の名産品が一堂に会する実質的な「万国博覧会」だったのです。目立てば目立つほどふるさとの街にとっての「利益」が追求できます。

 

利益の種類

単に利益というと真っ先に「お金」をイメージしがちですが、利益は"benefit"であって"money"ではありません。もちろん、利益にはお金も含みますがそれ以外にも「新規顧客の獲得」も利益といえます。将来的に1回でも通販で購入してくれるかもしれない潜在的な顧客を獲得することは、地方にとってはとても大切なことです。

 

そのような数値では測れない利益を欲している地域が次々に立派な返礼品を用意しました。そういった思惑が「ふるさと」にはあったので、それを制限されると地方公共団体にとってのベネフィットが十分に満たされなくなってしまいます。

 

つまり、返礼品を制限することで、損をするのは私たちと思いきや、一番損をするのは地方公共団体なのです。

 

きっかけづくり

はじめの一歩を踏み出すためのきっかけづくりはとても重要です。ふるさとにとっても、「返礼品を用意する為に一時的に税収が減る」かもしれませんし、「街の魅力ではなく物の魅力に釣られているだけではないか」という葛藤もあるあるでしょう。しかし、きっかけは作ったもの勝ちです。どんなことでも成功物語はほんの小さなきっかけから始まります。

 

そして、そのきっかけは高尚なものばかりではありません。初めの「きっかけ」がどれほど不純なものだったとしても、あなた方の街を気づかせるチャンスを敢えて見逃す余裕が残されているのでしょうか。

 

わたしたちにとっては知らない街のまだ見たことのない品と出会えるきっかけであり、地方公共団体にとっては知られていない魅力を全国に伝えるきっかけとして機能している仕組みがふるさと納税です。返礼品として提供しているものが本当に良いものなら、返礼品を受け取った人が顧客として注文してくれる確率が0から1になること間違いありません。

 

このチャンス、次は無いかも

以上のことから、ふるさと納税という万国博覧会で高い評価を得ることは重要な意味を持つことはお分りいただけたでしょうか。ふるさと納税ほど規模で、全国に低予算・実質無料で宣伝できるチャンスは滅多にありません。

 

制限すればするほど、返礼品合戦は過激になる可能性もあります。このチャンスを逃したらもう次はないかも知れません。予算の許す限りで最大限の宣伝活動を行うのは企業なら当然のことでしょう。地方公共団体も公企業とも呼ばれる通り、企業です。

 

地方創生とふるさと納税

過去の「地域の経済を地域の中で成立させる取り組み」や「地域サービスのために建物を建設して、住みやすい街をつくる取り組み」は大きな成果は殆どゼロでした。新しい風が吹き込まない状況下では結局「街の魅力」を向上させることはできませんでした。

 

外部の人が良いと評価する街は内部の人にも良いと評価される街になり得ますが、内部の人が良いと評価するだけの街は外部の人が良いと評価することは稀です。

 

そのような前例をもとに考えると、街の中だけで完結させようとせずに、他の都道府県に住む人にその街の魅力を伝えていく必要があることがわかります。

 

例えば、見ず知らずの人に話しかけることが難しいのと同じように、他地域の人に街の魅力を伝えることは難しいのですが、ふるさと納税はその「難しさ」を緩和できる良い取り組みだと思います。

 

総務省は以前から転売しやすい商品券や資産性の高い電化製品、宝飾品、自転車などを返礼品にしないよう求めていた。(中略)ただ、返礼品自体の見直しについては、地方創生という税制の趣旨を踏まえると自治体からは困惑の声も上がる。地元企業が開発した自転車型電動バイクを返礼品としている平戸市は、総務省が指摘する自転車に該当するにもかかわらず「平戸独自の商品。地元の企業を育てる目的もある」(市企画財政課)として今後も残す考えだ。

真珠は宝飾品?伝統工芸品? 返礼品見直し悩む自治体 ふるさと納税、国通知あいまい [長崎県] - 西日本新聞

 

ですから、ふるさとのための使いみちは、ふるさとに任せてあげたらいいのではないでしょうか。東京という「ふるさと」の悩みを抱えていない人々が「問題がある」と決めることは大いに問題です。個人的には、換金性が高いものでも、そこに正当な理由があるならいいのではと感じます。それに、どれほど対策を講じたところで換金性の低いものでも換金を試みる人は絶対にゼロにならないでしょうから。

 

三重県志摩市がふるさと納税の返礼品リストにあげている真珠製品を総務省が「装飾品」として見直しを求めている問題で、竹内千尋市長は30日の定例記者会見で「重要な地場産業であり水産物」として返礼品リストから削除しない考えを表明した。

https://mainichi.jp/articles/20170531/k00/00e/040/242000c

 

「ふるさと」が輝く晴れ舞台にふるさとの強い意向が反映されないのでは意味がありません。私としては、全国の各自治体、そして三重県志摩市の主張が受け入れられることを願っています。

 

おまけ:サムネイル写真について

サムネイル画像で使用している肉は、ふるさと納税について調べている中で興味をそそられた肉で、鳥取県倉吉市の返礼品である鳥取和牛の画像です。サイトによると1万円寄付で1.5kgの鳥取和牛が届くとのことです。

 

鳥取和牛のステーキ、すき焼きなど、その季節におすすめの逸品が届きます。日本の和牛オリンピックで初代チャンピオンになった鳥取県の「気高号」。その血を引く優秀な鳥取和牛は、今、全国で注目を集めています。

ふるさと納税サイト [ふるさとチョイス] | 鳥取県倉吉市 - 1003.鳥取和牛 プレミアムクラス

 

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