デジタル技術を活用した展示!おもしろびじゅつワンダーランド@サントリー美術館

サントリー美術館で開催中の『おもしろびじゅつワンダーランド』に行ってきました。

はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。

おもしろびじゅつワンダーランド

東京ミッドタウンにあるサントリー美術館で開催中の展示会『おもしろびじゅつワンダーランド』へ行きました。会期は2017年8月1日から8月30日です。

 

今回の会期は終了しました。

 

これまで積み重ねてきた教育普及活動をベースに、むずかしいと思われがちな日本美術をより親しみやすく、多様な切り口でご紹介するものです。映像や音などを含めた空間全体で作品の世界を感じたり、デジタル技術を使ったインタラクティブな創作を体験したり、さまざまなしかけを通してサントリー美術館の名品との出会いをお楽しみいただきます。解説を読みながら静かに作品と対峙するスタイルとは違ったこれまでにない鑑賞は、驚きの連続です。

http://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2017_4/

美術館に普段来ないような層をターゲットにしたライトな展示会ですので、展示物自体に目玉があるわけではありません。しかし、デジタル技術を利用して、従来とは異なる鑑賞方法を用意しているということだったので行ってみました。

 

日本の美術館は狭い少ない高いと、あまり良いイメージがないので、普段はよほどの目玉作品が無いと行きません。作品を観に行ってるのか、人混みに揉まれに行ってるのか分からないからです。空間づくりが下手すぎる。

 

イントロダクション

展示室に入ると鳳凰がまっていました。映像展示です。

入ってすぐのところにある屏風は、プロジェクター投影された映像で開けたり閉じたりという演出がされていました。

 

おもしろびじゅつワンダーランド@サントリー美術館 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

 

出現!鳳凰ワールド

屏風がひらいたら、そこはきらめく鳳凰ワールド。

 

改めて、鳳凰の映像です。手で羽ばたく動きをすると映像内の鳳凰も羽ばたく、モーショントラッキングを活用した展示でした。

 

これが先程から、映像で出てきていた桐鳳凰図屏風です。本物はとにかくでかい屏風でした。左右2つで1つの作品です。

 

日本美術で鳳凰は多くの作品の意匠として用いられてきました。

 

きらきら!切子の宇宙

ガラス細工として切子は人気ですが、模様にはいくつかのパターンがあります。光をあてると宝石のように綺麗に光ります。

 

周囲の光を遮ったコーナーでキラキラと輝く切子模様を楽しむことができます。

 

かこまれて!くつろぎの宝尽ルーム

『色絵寿字宝尽文八角皿』です。宝尽という名前から分かるように、このお皿には宝物が隠されています。あなたはこのお皿にいくつの宝が描かれているか見つけることができるでしょうか??なお、同じ宝が複数回出てくる事があります。

 

答え(反転):15種類(拍板、軍配、法螺貝、宝巻、冊子、巾着、払子、笙、鐃鈸、打出小槌、丁字、隠笠、隠蓑、宝剣、宝珠)

部屋の中央には、皿に書かれている意匠についての解説を兼ねた、くつろぎコーナーが用意してありました。表には模様が、裏にはそれが何であるか説明が書かれているクッションが散らしてあります。これでどのようなものが宝物として、大切にされてきたかがわかるようになっています。

 

染付吹墨文大徳利

階段を下ったところには大徳利がおいてあるのが見えます。しかも四隅に人がいますが、あれは何でしょうか。

 

霧吹きなどで「ブーッ」と吹き付けた模様が特徴の大徳利です。

 

果たして、どのような言葉のイメージで作られたのでしょうか。うちわを持って展示物と記念撮影ができるようになっていました。

 

さて、階段の上から見えていた『白い大徳利』ですが、マイクに向かってイメージする言葉を発すると、言葉に合わせて『吹き付ける』ことができる展示でした。言葉によって色や向きがちょっとずつ変化しています。

 

鼠草紙絵巻

次の展示は鼠草子絵巻です。ねずみの権守が「子孫がずっとねずみなのは嫌だ」「人間と結婚したい」というところからスタートする絵巻です。

 

室町時代成立の御伽草子。作者不詳。内容は,京都四条堀河院のあたりに住む老鼠が,人間の娘と契りを結んで畜生道から子孫を救おうと志すが,結局意のごとくならず,発心して高野山に登るという話。いわゆる怪婚説話に仏教色の付加されたもの。

https://kotobank.jp/word/鼠の草子-111290

 

結論から言うと、ねずみの権守の願いは成就しませんでした。それまでに至る経緯を音声ガイドでストーリーを聞きながら、各章ごとに対応する絵巻を見てまわります。この展示コーナーの入り口で音声ガイドを借りることができ、絵巻の実物を観ながら、音声で物語を楽しむことができます。

おもしろびじゅつワンダーランド@サントリー美術館 #theta360 – Spherical Image – RICOH THETA

音声ガイドは後ろのカウンターで借りることができます。※無料です。

 

おしゃれに!自分だけのキモノ・デザイン

タブレットでキモノデザインが体験できます。はじめに模様パターンを選んだら、模様を好きなように配置して、マイキモノを作ることができます。

 

本物の着物が展示してあるのでお手本には困りません。

 

完成したキモノデザインは奥のモニターに表示されます。ここで、マイキモノと記念撮影している人が多かったです。この写真では、圧倒的に子どもの割合が多いですが、大人もしっかりと楽しめる展示です。

 

おもしろびじゅつワンダーランド@サントリー美術館 – Spherical Image – RICOH THETA

 

さいごに

日本美術とは簡単に言えば、このような作品群であるということがわかりました。戻らずの扉をくぐると入り口に戻ります。

 

展示自体は展示物も少なく物足りない気がしますが、デジタル技術を活用した新しい展示に取り組んでいる姿勢は素晴らしい!!

 

もし、時間があれば立ち寄ってみてはいかがでしょうか。ただ、ひとりで行くより家族で行った方が楽しめそうです。

 

SNS投稿特典

日本の美術館には珍しいすべて写真撮影可の展示でした。SNSに投稿するとちょっとした小話が掲載されている『豆本』がもらえます!!

 

 

珍しくリアルタイムでTweetしたのは、そういう事情があったのでした。