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スマートフォンで気象観測ができる?Weather@Point 2.0がやって来た!

スマートフォンで気象観測ができる小さなデバイスWeather@Point 2.0が遂にやって来ました!

はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。

 

謎の国際郵便

ある日、アメリカ合衆国から謎の荷物が届きました。プチプチのクッション封筒なので、壊れやすいものでも入っているのでしょうか。

 

中に入っていたのは今から2年前にKickstarterで出資したWeather@Point 2.0でした。開発の遅延に遅延が重なり発送すら目処が立っていなかったので、いきなり完成品がポストに届いていて驚きました。完成せずにプロジェクト中止もある世界なので、無事に完成してよかった。あくまでも良かったのは完成したのは。

 

Weather@Point 2.0

Weather@Point 2.0は、気温や湿度、気圧や紫外線量を計測できる小型観測センサーです。アナログの観測機器と比べてもコンパクトでき、収納した状態では「防水」になっているので、自然豊かな山や川へも安心して気軽に持ち運びできるというものです。コンセプトは非常に良かったのですが、結論から言えばその後もアプリの動作が不安定でまともに動きませんでした。開発遅延が長くなればなるほど対応しなければならない端末が増えたのも、アプリの不安定さの原因かもしれません。

 

ケースはチタン製

出資してから2年が経ってついに本物が目の前に。標準のアルミタイプとチタンタイプがありましたが、こちらの製品はチタンタイプです。後にプラスティックタイプも計画されましたが、資金を集めることができずに中止されました。プラスティックタイプで運営資金を集めようとしたのかもしれませんが、散々動かないというレビューが上がっている中での資金集めは困難だったようです。

 

スマートフォンとの接続方式

スマートフォンとはイヤホンジャックで接続します。開発の遅れも製品化には致命的でした。資金調達から2年も経過してしまうと周りの環境が変わってしまいます。このプロジェクトを支援した時はiPhone6が全盛期の頃で、イヤホンジャックが廃止されるなんて露も思っていませんでしたが、iPhone7からはイヤホンジャックが無いので、当初のコンセプト通りに「気軽に計測できる」ものではなくなってしまいました。

 

使用方法

手順としてはアプリをダウンロードしたら、イヤホンジャックにWeather@Point 2.0を差し込みます。だがしかし、アプリはまともに動きません。このプロジェクトにとどめを刺したのはソフト面のアプリと言っても過言ではありません。

 

マイクへのアクセス

アプリを起動します。イヤホンジャックを介して情報を伝達するので、マイクへのアクセスを許可する必要があります。

 

初期設定ウィザード

旧バージョンでは「Indoor」と「Outdoor」という表記でしたが、最新バージョンでは「Light」と「Weather」という表記に変更されています。説明書きによると、「Light」は光量が、「Weather」は気象が情報計測できます。初めて使う場合には「Weather」を選択します。

 

すると初期設定が始まります。上手に行けば初期設定が完了して、気温や湿度などの気象情報が表示されます。将来的には、データを蓄積して天候の予測まで行えるようになる計画でしたが、まだまだ発展途上でそれどころではなさそうです。

 

アプリの調子が悪い

早速エラーになってしまいました。アプリは不安定で初期設定でエラーになってしまうことが多く、全く使えたものではありません。この初期設定で躓いてしまうことが多いので、使い勝手の検証どころではありません。エラー画面が出てしまったときは、アプリのバックグラウンド作動を切って、もう一度アプリを起動し直します。今後のアップデートに期待と言いたいところですが・・・。

 

  • イヤホンジャックを綺麗にする
  • イヤホン接続の許可をする
  • アプリ使用中の「現在地」を許可する
  • イヤホンの音量を100%にする

この4種類が解決策として公式で案内されています。はっきり言って、これでも動くか動かないかはその時次第で、10回試して1回成功するかしないかですので、ご安心?ください。

 

測定

運が良ければ初期設定が完了することがあります。初期設定が完了すれば、気温、湿度、気圧、紫外線を測定することができます。安定度が高ければ言う事なしだったのですが・・・。アプリの動作が安定していれば、指1本分の大きさでスマートフォンで使える機器の需要はそれなりにあったような気がします。現状では気温や湿度などを持ち運んで測りたい場合は、アウトドア用の本格的な機器を使ったほうが良さそうです。

 

 

おわりに

クラウドファンディングへの出資を決めたときからかなり期待していましたが、製品として世に出すハードルの高さを思い知らされます。お金も集まり、ハードもしっかりと完成したものの、ソフトで大きくつまずいてしまったようです。ハードが届いてもソフトが悪いと全く役に立ちません。動作が不安定なのは残念ですが、クラウドファンディングを通じて新しい芽を応援することができたのは良い経験でした。スマートフォンで温度や湿度が測れて記録できるというコンセプトは良かったので、また似たようなプロジェクトに期待です。

 

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