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日本初の仏式本格ワイン醸造所!神谷傳兵衛によって開設された「牛久シャトー」を訪れる

日本初の仏式本格ワイン醸造所!神谷傳兵衛によって開設された「牛久シャトー」を訪れる

はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。

牛久駅から徒歩約7分

牛久駅から徒歩約7分の場所にある牛久シャトーを訪れることにしました。当初は大きさで日本三大大仏に数えられる牛久大仏を訪れようかと思っていたたのですが、牛久大仏は駅からも離れているだけでなく路線バスもしばらく無かったので今回は断念しました。牛久シャトーは牛久駅から徒歩約7分と駅からも歩いて移動することができる距離にあります。

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牛久シャトー

駅から歩いてしばらくすると牛久シャトーの看板が見えてきました。牛久シャトーの歴史は、1903年に神谷傳兵衛によって開設された牛久醸造所として始まりました。日本初のワイン醸造所としては、明治時代にワインの国産化を目指して官営醸造所が作られましたが軌道に乗ることなく断念。その後民間でワイン醸造の取り組みが実施されて、山梨でのワイン醸造に成功したのを皮切りに、その流れを汲んで日本各地でワイン醸造を行うところも出始めることとなりました。そのひとつが牛久醸造所でした。

明治時代には周辺一帯が牛久葡萄園としてブドウ畑が広がる空間となっていたようです。現在では宅地化が進み敷地内で葡萄もワインも生産していたということは、歴史の一コマとして残されているもののみとなっています。

神谷傳兵衛記念館

神谷傳兵衛記念館は、牛久シャトーのなかにある資料館です。昔は醸造所として使われていた建物で、実際に仕込みに使っていた道具や部屋を無料で見学することができます。

ワイン研究室

美味しいワイン醸造の研究に使われていた研究室です。ワインに適した土地を探すために集められた、土壌サンプルなどが展示されています。

地下の熟成室

ワイン造りの中で欠かせないのが熟成の工程です。牛木シャトーにもたくさんの樽が並ぶ熟成室があり、醸造所が現役だったころを思い浮かべることができます。

閉鎖された醸造設備

近年まで実際にワインの醸造を行っていたのですが、建設当初は最新式でも今となっていは旧世代のワイン醸造所であることは認めざるを得ない環境となっており、2018年に牛久醸造所から始まったフランス式本格ワイン醸造も幕を閉じました。

葡萄酒資料室

2階はワイン造りに関する資料室となっています。また神谷傳兵衛の取り組みも合わせて紹介されています。神谷傳兵衛は浅草にある日本初のバーである『神谷バー』の創業者でもあります。

神谷バーの名物は『電気ブラン』という不思議な味のお酒です。洋酒全般があまり一般的に飲まれていなかった頃に薬草などで味を整えて提案したのが電気ブランというお酒です。電気ブランは今でいうところの『カクテル』とはやや意味合いが異なりますが、明治時代にはカクテルとして大きく流行ったそうです。

ある程度はワイン造りの工程を触りだけでも理解してから見学すると、昔の醸造設備と現代の醸造設備の違いなどがわかって良いかもしれません。展示物にはそれぞれ解説文も用意されているので、『前提知識がなければ難しい』という訳ではありませんが、知識があればじっくりと楽しめるかなと思います。

展示されているものもさることながら、建物そのものの重厚感のある煉瓦の壁がとても印象的です。旧事務室、旧発酵室、旧貯蔵室の3棟が国の重要文化財に指定されています。建物だけでも見学する理由になるのでは無いでしょうか。

おわりに

牛久シャトーは旧シャトーカミヤという名称の醸造所で、浅草の神谷バーで提供されている『電気ブラン』の始まりの地です。ワインの醸造も行っていれば実際のワイン造りと合わせて見ることができてより良かったのですが、今では醸造所としての役割も完了して歴史的な資料館となっています。明治時代の重厚感のあるレンガ造りの建物が好きな方や電気ブランの歴史に触れたいという方は訪れてみるのも良いかもしれません。

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