ソウル駅で搭乗手続き&手荷物預け!特急AREX利用者限定の「ソウル駅都心空港ターミナル」を利用してみた
はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。
KTXで大邱からソウル駅へ
韓国の高速鉄道であるKTXに乗って東大邱駅からソウル駅へと移動します。大雨と道路渋滞による影響で東大邱駅に到着したのは出発の約10分前でした。改札口がないので時間がギリギリでも、なんとかかんとかホームへ辿り着いてしまえばセーフです。飛行機と違って鉄道はわずか数分前でも間に合っていれば乗れます。
ソウルへ移動した後は、仁川国際空港へと移動します。釜山方面からKTXに乗車する場合は、一つ手前の駅『光明』で地下鉄に乗り換えたほうが空港まで早く移動することができるのですが、行程上の事情で一旦ソウル駅まで行くことになりました。
東大邱駅からソウル駅までの所要時間は約2時間です。行きはもう少し景色を楽しめていたのですが、帰りはほとんど寝ている間にあっという間に移動が完了してしまいました。
近隣ホテルに宿泊しているならチェックアウト後もフロントで預かってもらえば良いのですが、大きな荷物も持っている状態で移動してくると荷物の始末に困ることになります。しかし、仁川国際空港まで空港鉄道AREXで移動するつもりなら朗報があります。
ソウル駅都心空港ターミナル
ソウル駅には空港鉄道AREX利用者向けの『ソウル駅都心空港ターミナル』があります。どのような場所か簡単に説明するなら、ソウル駅にある仁川国際空港のチェックインカウンターです。
手続きの方法
空港ターミナルの出張所みたいなものなので、搭乗手続きの手順は全く同じです。強いて言えば、ソウル駅都心空港ターミナルの出入口にはゲートが設置されているので、当日の空港行きAREX乗車券を読み込ませる必要があること位かもしれません。ちなみに、このゲートは改札ではないため、搭乗手続きが終了したらまた外に出ることが可能です。
空港では出発の3時間前にならない手続きできないことも多いのですが、ソウル駅都心空港ターミナルでは、当日の営業時間内であれば基本的にいつでも『チェックイン』と『手荷物の預け入れ』が可能です。大きな荷物をソウル駅で預けられるので、空港どころかソウル出発までの時間をとても有効に過ごすことができるサービスとなっています。
所要時間は最短約15分
混雑していなければ最短で約15分あれば全ての手続きが完了します。預け入れ荷物がある場合は、バックヤードにある荷物検査機を荷物が無事に通過するまでは待機が必要です。手続きの所要時間の大半はこの検査の時間です。
もし、預け入れ禁止品が発見されたときは空港と同じように「手荷物の再検査が必要です」という呼び出しがあります。何も呼ばれないまま指示された時間を経過したら退出して問題ありません。その後は、指定したAREX列車と、極論としては飛行機にさえに乗り遅れなければあとは自由行動となります。
AREXで仁川国際空港へ
AREXはいわゆる空港アクセス特急となっており、所要時間約40分で空港〜ソウル間を移動することができます。安価に移動するなら普通鉄道KREXの方が良いのですが、ソウルから仁川国際空港へ行く場合に限ってはAREXにソウル駅都心空港ターミナル利用権という特急ならではの特典がついているのでとても魅力的です。
普通鉄道₩4,850に対して、空港鉄道は₩10,800とおよそ倍の金額となっているものの、ソウル駅でチェックインから荷物の預け入れまでが完了することを考えると都心空港ターミナルを利用できることがどれだけ便利なのかの想像がつきやすいのかなと思います。予算を抑えつつ快適性もという場合は、行きは普通鉄道KREXで、帰りは空港鉄道AREXという使い分けも良いかなと思います。
ソウル駅都心空港ターミナルで手続きを済ませておけば、空港の大混雑のチェックインやバゲージドロップの列に並ぶ必要もありません。着いたらそのまままっすぐ保安検査へ進むだけです。
おわりに
LCCやFSCを問わず韓国系航空会社を中心に対象の航空会社であれば、ソウル駅で搭乗手続きを済ませ、預けた荷物はそのまま飛行機に載せてくれるので、目一杯ソウルでの滞在を楽しむことができます。ソウルから仁川国際空港へ向かう時は、ソウル駅都心空港ターミナルも利用できるAREXをぜひ利用してみてください。