呉工業の「シリコンスプレー」と「シリコンルブスプレー」の違いを知っていますか?
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
呉工業のシリコンスプレー
呉工業の販売している一般用途のシリコンスプレーは複数の商品があります。具体的な例で言えば「シリコンスプレー」と「シリコンルブスプレー」です。
どちらも中身は全く同じなので、どちらを購入しても構いません。
どちらも成分は「シリコンオイル」が使われています。クレ社の戦略上の都合でパッケージが分かれているだけで中身の成分は同じです。今回は写真の通りシリコンルブスプレーを購入しましたが、Amazonの直販ではシリコンスプレーを取り扱っていました。店舗によって販売している製品が異なるようです。
赤缶のシリコンスプレー
「シリコンスプレー」は赤い缶で有名な潤滑油である「クレ556」をイメージさせるパッケージデザインです。スプレーのノズルを収納しておくことができるよう、キャップに溝がついています。いかにも一般向けな外観です。
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黒缶のシリコンルブスプレー
「シリコンルブスプレー」は、FOR PROという文字が眩しい黒色の缶です。こちらは、キャップにノズルを収納する溝が付いていないので、セロハンテープ等で側面に貼り付けて保管する必要があります。毎日のように使用する「プロ」はノズルをいちいち収納しないということかもしれません。プラスティック製のキャップがシリコンスプレーよりもコンパクトです。
※シリコンスプレーと成分は同じです。
ドライファストルブ速乾性潤滑スプレー
染み込んだり馴染んだりしにくい素材にシリコンスプレーを噴霧したいときは、ドライファストルブ速乾性潤滑スプレーがおすすめです。シリコンスプレーやシリコンルブスプレーは素材に染み馴染むこと凸凹をなくすことができます。成分は他のシリコンスプレーと同じシリコンオイルです。ただ、基本的には通常のシリコンスプレーのほうがしっかりと馴染ませることができるので便利です。
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多用途すべり剤
シリコンスプレーやシリコンルブスプレーとは見た目も名前も一切似ている要素がない多用途すべり剤という製品も販売されています。こちらも他のシリコン系スプレー製品と同じく主成分はシリコンオイルです。家庭用の製品でとてもコンパクトですが、容量が少なく割高なのでおすすめではありません。
クレ556との違い
呉工業の「シリコンスプレー」と「シリコンルブスプレー」の違いは? – interact
良く宣伝しているのは5-56ですが、あれはプラスチックに噴射すると割れてしまう事があるので注意。ゴムにもよろしくない。シリコンスプレーの方が応用範囲が広くて便利だと思います。
ちなみに、クレ556は金属用で、シリコンスプレーはプラスチック用という違いがあります。
滑りを良くするといえばクレ5-56という潤滑油が人気ですが、潤滑油のクレ5-56は自転車のチェーンのような金属特化型のオイルです。金属に染み込んで馴染むことで滑らかになります。シリコンオイルよりも滑らかに動くことを期待できますが、金属以外のものに噴霧するとヒビが入るなどの劣化の原因になるのでおすすめできません。
プラ部品や金属でも手に触れやすい部品は、染み込んだりベタついたりしないシリコンスプレーの使用が無難です。
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購入したのは黒缶!
どちらも同じならそれこそどちらでも良かったので、若干安かったシリコンルブスプレーを購入しました。決してプロユースだからということではなく、あくまでも2店回って「シリコンスプレー」と「シリコンルブスプレー」を見比べてみるとこちらの方が若干安かったためです。成分は同じなので安い方を選べば問題ありません。
ぎぃいいと音を立てる扉の金具などにプシューと一吹きすると、シリコンオイルによって摩擦力が下がり、あっという間に問題が解決します。さほど高価ではないので、ちょっとした不便さを諦める前に、ぜひお試しください。
コメントにてご指摘頂いたのですが、シリコンスプレーも鍵穴に吹き付けると長期的にはホコリが詰まって動かなくなる原因となります。万能なシリコンスプレーといえども鍵穴に噴射するのはやめたほうが良いです。鍵穴の滑りが悪くなったときにはホコリが付かない鍵穴専用潤滑剤をおすすめします。
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実質的に続きの記事
参考
シリコンルブスプレー│業務用シリーズ│製品情報呉工業株式会社
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シリコンルブ&シリコンスプレーの違い…ドコが違うのよ? と思い検索したらこちらにたどり着きました。要はキャップの形状程度の差ということであるならノズルを収納しやすいシリコンスプレーの方がいいじゃないという結論に至りました(笑)
当方建具屋という商売柄障子や襖、木製雨戸の敷居などシリコンスプレーは便利に使えますのでこの辺が気になっておりました。
なお、鍵穴はシリコンでも油モノは一切使用してはなりません! そのオイルっ気がホコリを呼んで動作不良(油差した副作用でシリンダーが言うこと聞かなくなったりする)という事例が数例発生しておりまして、対応策として、シリンダーを外してパーツクリーナーで洗浄、鍵穴用のスプレー(パウダー状になっております)で潤滑させてOK プロレベルなら軽傷ですが一般の人には真っ青になるお話かと思います。 せっかくなのでその辺のアナウンスをしてくれるとより嬉しいです。
そうなんですよね、収納のしやすさはシリコンスプレーに分があります!
また、鍵穴について有意義なご指摘ありがとうございます。
動かないなら分解洗浄というのはとても冷静な視点で、動かなくなった時点で慌てること間違いないので早速記事に反映させていただきました。
動かなくなるリスクを考えるとコスト的にも鍵穴には専用潤滑剤の使用が安全ですね!