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あらゆる対応の大雑把さに絶句する!湯浴み着で入る混浴露天風呂もある「層雲峡観光ホテル」に宿泊する

あらゆる対応の大雑把さに絶句する!湯浴み着で入る混浴露天風呂もある「層雲峡観光ホテル」に宿泊する

はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。

送迎が時間通りに来ない

出発時間の約10分前にスマイルホテル旭川前に到着しました。送迎バスは14時出発との説明だったので余裕を持って到着したはずでした。しかしながら、時間になっても全く送迎バスが来る気配がありません。冬の北海道は道路事情で遅れている可能性もあるので慌ててホテルに連絡すると「予約者全員を乗せたつもりで出発してしまった」とのことでした。旭川から層雲峡までは約2時間かかります。集まり次第少しでも早く出発するのはサービスとして嬉しいことです。だからといって、置いていくのは流石に論外です。

その後フロント担当者の調整の結果、予定よりも1時間以上経過して送迎車がやってきました。かなり待たされましたが、来てくれるなら仕方がありません。出発前に最低限人数を数えれば良いのであって、これでは『送迎』ではなく『車が移動しているだけ』です。色々な意味で対応がおおらかなホテルなので、おかしいと思ったらすぐに確認することが大切かなと良いかなと思います。

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層雲峡観光ホテル

層雲峡観光ホテルは、大雪山の麓の層雲峡温泉にあるホテルです。層雲峡温泉の中では旭川寄りにあり、朝陽リゾートホテルと隣接しています。層雲峡温泉のなかでは長く営業しており、年間を通して比較的リーズナブルで宿泊できます。価格を抑えて大雪山の温泉に入ることができます。ちなみに、大雪山を挟んで西側が層雲峡温泉で、東側が天人峡温泉です。

チェックインに30分待ち

ホテル到着からチェックイン完了までに2組待ちで約25分かかりました。部屋に入ったのは到着後30分後でした。1時間ほど待たされたという口コミはさすがに盛りすぎかなとは思いましたが、チェックインにかける時間が長すぎるのは否定できません。

問題点としては2つあります。まず、どれだけチェックイン待ちが発生してもチェックインの担当は1人しかいません。フロントには全部で3人スタッフを見かけましたが、役割と分担があるのか、他のスタッフがチェックインのヘルプに入るということは行われていませんでした。ヘルプに入らないなら見えるところに出てこないほうが良いのではと思います。気が利かないのかなと感じました。

つぎに、1組あたりにとても長い時間をかけているということです。チェックイン時に説明する内容が多すぎます。1つ1つの説明としては明瞭でしたが、いかんせん内容が多くなると覚えきれません。初めの方に聞いた内容は終わりの方に忘れてしまうので、同じことを何度も聞き直す羽目になっていました。説明するべきことと確認してもらうことは分けたほうが良いです。

温泉むすめのパネル

温泉むすめのキャラクターパネルが設置されていました。温泉むすめは温泉毎にご当地キャラクターが温泉街を盛り上げるというコンセプトのものでしたが、注目を集めたのは容姿について批判炎上した事でした。批判されるような事も炎上することも無いはずですが、結果として温泉と温泉むすめの知名度が向上したことには変わりがないので、良かったのか悪かったのかなんとも言えません。

ホテル前の斜面に鹿発見

チェックイン待ちのあまりの長さに外を眺めていると鹿が歩いているのが見えました。層雲峡の周辺は大雪山の麓ということでとても自然豊かな環境です。以前に層雲峡のビジターセンターで聞いた話では、鹿だけでなく熊が出ることもあるそうです。

和洋室ツインの様子

宿泊する部屋は本館の和洋室ツインでした。和洋室の部屋は数年前に和室を改装して作られた比較的手の入っている客室です。建物そのものが新しい別館の四季彩花とは比べ物にならないのですが、全体的に建物が古い本館ということを考えると改装されているのでこざっぱりとしていて悪くはありません。

窓際に大きな椅子が設置されています。今回は和洋室で部屋にベッドが設置されていたのですが、和室の場合は布団を敷くサービスはありません。敷くのも畳むのもセルフサービスとなっています。布団を敷くのが面倒な方は、改装されて比較的綺麗な和洋室の利用がおすすめです。

水回りの様子

部屋にもトイレとお風呂が付いています。お風呂は大浴場の温泉使うので特に気にすることも無いのですが、トイレと洗面台がそれぞれで独立したスペースが取られていたのは良いです。洗面台の下に冷蔵庫が設置されていました。部屋の中ではなく洗面台の下なので、部屋に入った直後は冷蔵庫が無いのかとちょっとだけ慌てました。

大浴場と混浴露天風呂

大浴場は2種類あって、男女が時間制で入れ替わります。片方の大浴場には露天風呂があり、もう片方には露天風呂がありません。層雲峡の泉質はとても良く気分の良い温泉です。

大浴場とは別に2014年に設置された混浴露天風呂があります。どうやら他のホテルから露天風呂が丸見えになってしまうことの対策として、湯浴み着を着用して入る混浴露天風呂となっているようです。脱衣所に洗濯済みの湯浴み着が用意されているので、毎回入る度に着用します。温泉というよりもプールのような雰囲気でしたが、高い柵と屋根で窮屈になってしまうくらいなら、この形式は悪くないのかなと思いました。

ただし、混浴露天風呂は足元が大変危険です。なんと、至る所のお湯の下に尖った岩が沈んでいます。安全を考えたら施工ミスとしか言いようのないお風呂です。明るい時間なら見分けも付くかもしれませんが夕方以降は全く見えません。浴槽の中を歩く際にはちょっと痛い程度で済むようにゆっくりと移動する必要があります。利用には十分に注意してください。

夕食ビュッフェ

時間が遅くなると空のお皿ばかりで料理の補充が無いというクチコミ情報を元に、可能な限り早い時間を希望しました。食事の開始時間は目安で、席の用意を確約するものではありません。満席の場合はレストランに入るためにさらに待ち時間が発生することがあります。本当ならゆっくりとお風呂に入ってから食事にしたかったのですが、送迎で遅れてチェックインで待たされ、余裕を気取って食事が出来なくなるよりはマシです。

開始時刻の直後では全てのお皿に料理が入っていて色々と選ぶことが出来ました。飛び交っている言葉は中国語が多く、台湾から来た団体の旅行者であっという間にレストランの座席は満席になりました。

料理は洋食中心の内容で、種類も多くどれも良い感じの味付けで美味しかったです。色合いの問題なのか目玉となるような品はなかったものの、どれを食べても味は問題はありませんでした。全体的に小ぶりなものが多く見た目がパッとしません。

種類も肉料理だけでなく魚料理や野菜と内容の構成も悪くはないので、いまいち料理がパッとしないのはもったいない気がします。ホテルオリジナルのメニューが用意されていたらもう少し印象が変わったのかもしれません。

メニューの中で一番良かったのはチーズフォンデュです。チーズフォンデュ用のじゃがいもやブロッコリーがありました。席に座ってフォンデュできるようになっていたので、好みに合わせて何でもフォンデュすることが出来ます。

ライブキッチンで焼き立てのポークステーキとウインナーが提供されていました。付け合せでレンズ豆が入ってたものもあったのですが、人が殺到して間に合っておらず省略されていました。

ひととおり食べてから料理カウンターを見に行くともはや残っているものを探すほうが難しいくらい空っぽのお皿ばかりになっていました。味は美味しいのですが、受け入れている人数に対して料理の量が少なすぎます。ただでさえ足りていないので補充されるとその料理に人が集まって一気に無くなってしまいます。綺麗さっぱり空っぽのお皿ばかりになるのでフードロスは少ないかもしれません。

衛生環境としては正直なところ微妙でした。ジューサーバーの下がこぼれた液体で水溜りになっていました。料理の補充も追いついていない状況なので、清掃まではもはや全く手が回っていないようです。各所汚れていることがあるので、注意を払って歩く必要があります。

朝食ビュッフェ

朝食は若干中華よりの和食でした。団体がまだ食べに来ていないのか、夕食よりは朝食のほうが減り具合の状況は若干マシでした。これ以上遅くに来ていたらまた何も残っていなかったかもしれませんが、そこそこの量が残っていたので問題ありません。

メニューの品揃えの中では異色の存在として焼売がありました。

白米には上川産の米が使われていてとても美味しいものでした。ご飯のお供には常備菜的なメニューが良く合います。なんだかレストランの料理というかは家庭料理のような配分ではありますが、味は夕食に引き続き美味しく食べることができました。価格も含めて考えればかなり良い方だと思います。

ちなみに、夕食のときにあったジューサーバーの水溜りは、朝になってもそのままでした。料理カウンターくらいは流石に掃除しているのかもしれませんが、あまり清掃が行き届いているとは言えない環境でした。仮に掃除がされていたとしても掃き掃除はしても拭き掃除はしていないのでしょうか。

おわりに

ホテルの設備が全体的に老朽化しているのさえ目をつむると、ハード面ではそんなに悪いものではないです。ただ、ソフト面ではおおらかな対応が続きます。対応の大雑把さはホテルとして営業していく上では致命的です。とても他の人におすすめ出来るレベルではありません。ただ、「そういうのんびりとしたところなんだ」と自分自身に良く良く言い聞かせた上で宿泊するなら、満足できるかもしれません。ぐーんと安ければ値段相応ですが、価格が高いときには避けたほうが良いと思います。基準としては湯治宿や合宿所に泊まるような感覚で利用すると良いかもしれません。

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