毎年2月に開催されるライトアップ!日没後に運河や手宮線跡を散策できる「小樽雪あかりの路2025」を訪れる
はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。
小樽の街なか散策

日本銀行旧小樽支店の前を通ってかま栄工場直売店を目指します。日本銀行旧小樽支店は、東京駅の設計でも知られている辰野金吾が手掛けた建築物です。現在では、入館無料の貨幣博物館となっていますが、訪れた時間は遅かったので営業時間外でした。

かま栄工場直売店に到着しました。かま栄は新千歳空港や札幌にも店舗展開しているかまぼこメーカーです。『パンロール』や『マヨサンド』といった食事にもおやつにも美味しいオリジナルのかまぼこを展開しています。特にパンロールは、店頭販売のみという北海道ならではの限定品です。せっかく工場直売店までやってきたので例に漏れずパンロールを持ち帰りしました。温めたほうがより美味しく食べることができますが、加熱済みの状態になっているので、そのまま食べることもできます。
小樽雪あかりの路2025


小樽雪あかりの路2025は毎年2月に開催されているライトアップです。街中にキャンドルが設置されており、小樽の街なかを散策しながら、雪夜にぼんやりとキャンドルの灯りが映える景色を見ることができるイベントとなっています。歴史的な建造物とキャンドルの組み合わせは、まるで小樽が北海道の中心だった明治時代にタイムスリップしたかのような雰囲気です。


旧手宮線の跡地を活用した散策路にもキャンドルが設置されています。雪あかりの路の主要な会場のひとつにもなっているので、多くのキャンドルが設置されていました。もともとが線路で線路に面した建物は少ないため、他の通りと比べると暗くて、キャンドルの灯りがとても良い感じに見えます。











以前に天狗山の会場も訪れたことがありますが、小樽駅からも歩いて数分という立地で『雪あかりの路』というイベントの名前にもぴったりの景色を見ることができるスポットとなっているので、こちらもなかなか楽しめました。

ちなみに、夏の間は廃線後も保存されている線路の上で記念撮影などができるのですが、冬になると線路も雪の下となってしまっています。現役の線路の上を歩くのは危険ですが、こちらは廃線跡なので鉄道がやってくる事はありません。手宮線の終点には機関庫があり、現在では小樽市総合博物館になっています。小樽市総合博物館へ展示用の鉄道車両を搬入するため、廃線の線路を列車が通ったという珍しい記録も残されています。
雪夜の小樽運河




小樽といえば小樽運河です。小樽運河は訪れたかったので、夕食後に小樽運河だけ改めて訪れてみました。普段はとても多くの観光客が訪れる場所ですが、時間も遅かったためか数人しかいませんでした。小樽運河でも雪あかりの路ライトアップは実施されていたようなのですが、訪れた時間ではすでにキャンドルは消されて通常のライトアップのみでした。



小樽運河の観光案内所の前にある気温計はぴったり『0℃』を指していました。冬の北海道として考えればまだ0℃なら温かいかなと思います。マイナス10℃よりも気温が低いと吹き付ける風が痛いので散策しづらいのですが、0℃だと歩きやすくて良かったです。
夜も営業しているLeTAOカフェ


深夜なので多くのお店は営業時間を過ぎていたのですが、LeTAOカフェは営業していました。観光地で夜にスイーツを食べられるお店が営業しているというのは選択肢としてあるだけでも良いかなと思います。なかなか食べに行ってみたいと思いつつもまだ立ち寄れていませんが、いずれ機会があったら立ち寄りたいと思います。
深夜で静かな小樽駅前



小樽駅前まで戻ってきました。最終列車が行き来する頃だったので、意外と人の出入りはありました。駅前の長崎屋(ドン・キホーテ)はとっくにこの日の営業が終わって電気も消えていました。街なかのドン・キホーテはなんとなく24時間営業の印象があるのですが、小樽駅前のドン・キホーテは深夜は営業していません。
おわりに
今回は小樽雪あかりの路2025が開催されている小樽の街なかを散策してみました。街なかのあちらこちらでキャンドルのライトアップが行われているので、夜の時間帯も楽しめました。冬で夜というとやはり暗くなりがちですが、ライトアップイベントで多くの人が出歩いていると活気もあって良いなと思いました。2月に小樽を訪れた際にはぜひキャンドルのライトアップが行われる夜にも散策してみてください。