所要時間約2時間！札幌～富良野直行の特急「フラノラベンダーエクスプレス」で乗り換えなしの快適移動
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
ノロッコ号とも接続する富良野駅
富良野・美瑛ノロッコ号に乗車して富良野駅にやってきました。1日富良野観光を楽しんだので、これから札幌へ向かいます。乗ってきた富良野・美瑛ノロッコ号は最終便として折り返し旭川行きになります。富良野駅出発までにまだ時間があったので駅の外に出てみました。
札幌に向かうなら富良野ではなく旭川に向かうべきではと思った方は鋭いです。旭川と札幌間は約30分に1本の高頻度で特急が走っていて、並行して高速バスも走っているので、中途半端に峠越えになる富良野ではなく遠回りになっても旭川経由の方が通常は早く移動することが出来ます。
フラノラベンダーエクスプレス
駅近くにあるスーパーに立ち寄って戻ってくると今回乗車するフラノラベンダーエクスプレスが入線していました。札幌に向かうのに乗車するのは『フラノラベンダーエクスプレス』という1日1往復だけ設定されている富良野観光に便利な特急です。朝に札幌から富良野に到着して、ずっと引込線で待機していました。
使用車両はフラノラベンダーエクスプレス用に作られた261系5000代ラベンダー編成です。他の特急とくらべて全席にコンセントが設置されていたり、フリースペースとしてラウンジカーを連結していたりとより快適に移動できるような車両が使用されています。都市間の移動は早く着いて多く座れることが重要ですが、観光地との移動はいかに快適に車内で過ごせるかというのも重要です。
出発までの時間が近づいてきました。そろそろ乗車して出発まで待つことにします。フラノラベンダーエクスプレスの停車駅は、富良野を出ると、芦別、滝川、岩見沢、終点札幌です。札幌から乗車した場合は逆になります。途中駅の芦別駅は札幌～旭川間を移動するだけでは通らない根室本線の駅です。普段は見られないレア景色を見ることができます。
全席コンセント付き
座席の背面は他の特急とあまり変わらないように見えますが、全席にコンセントが付いています。1人につき1コンセントあるので、移動中にスマホで充電したり、パソコンで調べ物をしたりすることができます。これから観光地を訪れるときは調べ物をしつつもバッテリーの残量も気にかけないといけないという状況です。逆に観光地から離れるときはバッテリー残量が切れる寸前という状況もありえます。全座席にコンセントがついていることでその心配はありません。
テーブルもあるので飲食も問題ありません。小腹が空いたのでファーム富田のショップで入手したメロンパンを食べることにしました。中がふわふわで外側がさくっとする美味しいメロンパンです。
カフェカー
フラノラベンダーエクスプレスは特急として運行する場合はフリースペースとしてカフェカーを連結しています。座席の配置はノロッコ号と同じで通路を挟んで片方が大きなテーブル付きのボックス席で、反対側が窓向きの座席で景色を楽しむことが出来ます。
カフェカーにももれなくコンセントが付いています。USB充電ではなくコンセントなので、小型の電子機器だけではなくパソコンなども充電することができます。大きなテーブルがあるので、食事をするにもグループで作業をするにも便利です。
カフェカーの座席は固定座席でリクライニングはできません。座ってみたらファミレスの座席みたいな感じで、長い時間座っていてもお尻が痛くなることはなさそうです。1人あたりの椅子の広さとスペースは他の車両の通常座席よりも広めで開放感があって快適です。
車内販売はありません
車内販売はありませんが、なにやらカウンターがらしきスペースがありました。詳細は不明ですが、イベントなどで車内販売等を行うときにはこの場所を使うのでしょうか。
左奥のすりガラスの部屋が多目的室になっています。公式サイトに掲載されていた写真によると、カフェカーのボックス席を半分に切ったような空間になっているようです。テーブルを挟んで向かい合わせの椅子が設置されています。
おわりに
1日1往復しかない富良野観光のための特急がフラノラベンダーエクスプレスです。朝に札幌から富良野へ、夕方に富良野から札幌へと移動すれば日帰りで富良野観光を楽しむことも出来ます。
フラノラベンダーエクスプレスに乗車しない場合は、本数の少ない普通列車で富良野～滝川を移動するか、富良野～旭川を移動することになるので必ず乗り換えが発生します。フラノラベンダーエクスプレスなら乗り換えなしで移動することができます。札幌発着で富良野観光の前後の移動を快適に過ごしたい方におすすめです。
