エンジョイ!マリンワールド海の中道きっぷ
福岡市内の北部で博多湾に面している海の中道海浜公園にある水族館がマリンワールド海の中道です。今回はマリンワールド海の中道を訪れるために、お得な企画券の『エンジョイ!マリンワールド海の中道きっぷ』を利用してみました。エンジョイ!マリンワールド海の中道きっぷは、博多駅からの海の中道駅までの往復乗車券とマリンワールド海の中道への入館券がセットになったきっぷです。
価格
区分 | 博多発着 | 香椎発着 |
---|---|---|
大人 | 3,100円 | 2,700円 |
中学生 | 1,900円 | 1,500円 |
小学生 | 1400円 | 1200円 |
料金は、博多駅発着のものと香椎発着のものの2種類に分かれています。香椎駅まで西鉄電車を利用したい場合は香椎発着の切符が便利です。今回は博多駅からJR線で移動することにしたので、博多駅発着のものを選びました。切符は、きっぷうりばにて利用日の1ヶ月前から購入することができ、当日の出発直前でも購入することができます。
お得の度合い
博多発着の大人料金の場合にどれだけお得になるのか試算してみると、利用したときと利用しなかったときの差額は360円でした。博多駅から海の中道駅まで片道480円、マリンワールド海の中道の入場料が2,500円となっているため、きっぷの価値としては3,460円相当の価値があります。実際に支払う価格は3,100円なので、差額の360円がお得の部分となります。
海沿いを走る香椎線
博多駅から門司港行きの普通列車に乗って香椎駅まで移動してきました。香椎駅からは香椎線に乗車します。香椎線は鹿児島本線からの乗り換えを待って出発するダイヤとなっているので、短くても数分あれば乗り換えることが可能です。香椎線は海の中道方面の西戸崎行きに乗車します。反対方向の宇美行きに乗車しないように注意が必要です。
使用されているのはBEC819系電車でした。キハ40系気動車の置き換えとして導入されたバッテリー駆動式の電車です。気動車ではなく電車なので、電気を使ってモーターにて走行します。気動車のように走行用や発電用のいずれのエンジンも搭載されていません。電化区間もしくは車庫にて蓄電池に充電し、非電化区間はバッテリーから供給される電力を使用して走行します。非電化区間を走行する際にはパンタグラフは畳まれているのですが、走行しているときの音は一般的な電車と同じものでした。
香椎駅にはちょっとしたお楽しみコンテンツとして『貨物列車の通過時刻表』が掲示されていました。九州発着の貨物列車は香椎駅を通過していきます。毎日東京や大阪と鉄路で結んでいます。時刻表によるとまもなく通過することが判明したので待っていたら定刻通りに通過していきました。線路脇には、駅に留置される電車が勝手に転がっていかないようにするための、車止めが設置されていました。
海の中道駅
海ノ中道駅に到着しました。香椎線はあと1駅先の西戸崎駅が終着点です。単線区間で片側のみの小さな駅ですが、マリンワールド海の中道という目玉施設の最寄り駅ということで、多くの下車客でがやがやとしていました。
駅から降りるとすぐにマリンワールド海の中道への案内看板が設置されていました。矢印に沿って進んでいけば海の中道まですぐそこです。
おわりに
今回は博多駅からマリンワールド海の中道までお得な切符のエンジョイ!マリンワールド海の中道きっぷを利用してみました。劇的にお得というほどの割引率ではありませんが、各種割引が適用外となる人でも少しでもお得に入館できる機会があるという点でとても素晴らしい企画切符でした。マリンワールド海の中道に少しでもお得に入館したいものの、特に割引手段などが無いという方はぜひ利用してみてください。