博多から日帰りで行ける大型水族館!豪盛なイルカショーが目玉展示の「マリンワールド海の中道」を訪れる
はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。
目次
マリンワールド海の中道



今回は福岡県福岡市にあるマリンワールド海の中道を訪れました。マリンワールド海の中道は、国営海の中道海浜公園にある水族館です。西鉄グループの株式会社海の中道海洋生態科学館が運営を行っています。最寄り駅はJR線の海の中道駅で、駅から徒歩約7分です。海の中道海浜公園は、博多湾の入口に砂が堆積したことによって現れた砂州にあります。国営公園として一般に開かれる前は、旧軍や軍用地を接収したアメリカ軍の基地として使われていました。
入館料

区分 | 当日券 | 年間パスポート |
---|---|---|
大人 | 2,500円 | 5,200円 |
小中学生 | 1,200円 | 2,600円 |
幼児 | 700円 | 1,600円 |
当日券は大人2,500円、小中学生1,200円、幼児700円です。年間で2回以上訪れる予定がある場合は年間パスポートがお得です。デジタル版の年間パスポートは更に300円引きとなるデジタル割引も用意されているので、デジタル版の年間パスポートがお得です。

ちなみに、今回は当日券ではなく、博多駅もしくは香椎駅からの往復する乗車券と入館券がセットになった『エンジョイ!マリンワールド海の中道きっぷ』というお得な企画きっぷを利用して入館することにしました。
目玉のアシカ・イルカショーを観覧する



入館して早々にイルカショーが始まるというアナウンスがあったので、ショープールへと向かいました。ついてすぐだったので、水族館の展示はまだ何も見ていないのですが、いきなり目玉のイルカショーを見ることになりました。





イルカショーの前座としてアシカが登場しました。手前の手すりまで来てくれるので、とても間近で見ることが出来て良かったです。やはりトレーニングを積んでいるとしても、相当な練習を積んでいるに違いありません。






アシカショーのあとはイルカショーです。全員でのジャンプから始まりました。イルカショーでは、演出として水しぶきのプレゼントがあります。前から3列目くらいまではガッツリと水がかかる場合があります。最前列ならイルカのジャンプ力の秘訣でもある水を蹴る力を体感することができます。水に濡れたくないという方は後方の席が良いかもしれません。



ショーのなかで最も高いジャンプは頭上のボールへのタッチです。1回目はわずかに届かなかったのですが、2回目で無事にタッチ成功しました。








とても高く飛び上がって、たっぷりと水しぶきを上げていました。水しぶきをあげて水面に飛び込んだら痛いのではと思われるかもしれませんが、実は野生のイルカもこのように水しぶきをあげて飛び込むことがあるそうです。高く飛んだり水面に叩きつけるようにすることで、体についた汚れを落とすという効果があり、いわゆる遊びのなかで体のメンテナンスをしていると考えられています。




最後にイルカの記念撮影ができるようにポーズを取ってくれました。



ショープールの下には水槽が見えるレストランが営業しています。テーマパーク系の施設のレストランは、内容に対して立地代がお高めのことが多いので敬遠しがちですが、思っていたよりは普通の値段でした。まだお昼には早かったのと、ようやくイルカショーを見たばかりだったので、また後で来ることにしました。
ペンギンのお食事タイム



続いてペンギンのお食事タイムです。イルカショーが終わってショープールの下にあるレストランをのぞいていたら、ケープペンギンがご飯を食べる時間になっていたので、ケープペンギンのコーナーへと移動しました。イルカショーに続いてケープペンギンのお食事と見どころが続きます。



お食事タイムなのでご飯のサンマやイワシを食べるのですが、なんと飼育員さんが餌を持って走り回りはじめました。ペンギンたちは前傾姿勢でタタタタタと追いかけています。外敵がいない水族館ではあまり動くことがないため、お食事タイムの際に運動も兼ねているそうです。




運動も兼ねているということから想像がつくかもしれませんが、もちろんプールの中での餌やりもありました。ペンギンは本来泳いで魚を捕るものなので、本来の環境に最も近いお食事方法ではあります。食事タイムと言いつつももはや運動タイムでした。
常設展示の様子
イベント系の展示が目白押しでなかなか常設展示にたどり着けませんでしたが、ようやく常設展示へとたどり着きました。
かいじゅうアイランド

かいじゅうアイランドはアシカやアザラシのいる屋外の海獣エリアです。ぱくぱくアザラシというエサやり体験も可能です。1回500円でコインロッカー式の販売機からエサを取り出します。数に限りがあるので早いもの順で、おやつを食べさせてあげることができます。


通常のご飯ももらっているのでお腹が空いていなければ日光浴をして寝ていることもあります。餌をもって水槽に近づくと投入口の下でおやつ待ちのアザラシが今か今かと待機していました。


上手に食べられると落ちたそばから口の中にストンと入ってしまうのでほんの一瞬です。若干位置がずれると落とさないように慌てて拾う姿が見られます。





なかなか通り抜ける姿を見ることは出来ませんでしたが、うみなかCUBEという水中トンネルも設置されています。タイミング次第では水中トンネルを通過するアシカを見ることができるかもしれません。
九州の近海


ショーやお食事タイムが続いていたのでようやく展示室を見て回ることになりました。







九州の近海で見られる魚たちが展示されていました。人工の漁礁を設置する取り組みも行われているそうです。
九州 水の森



淡水性の生き物たちの展示です。
九州の外洋


通路の途中に紫外線ライトでぼんやりと浮かび上がるかっこいい壁画が設置されていました。本物の水槽ではありませんが、まるで水槽のトンネルを通っているかのようなワクワク感がありました。通路の先には外洋大水槽があります。




外洋大水槽はとても多くの魚が1度に泳ぐ姿が見られる水槽です。九州では日本海側と太平洋側の潮流の境目があるので、海の生き物にとってはまるで天国のような場所となっています。



大水槽では大きなサメやエイが泳ぐのが見えます。
九州の深海



タカアシガニ。


深海性のイソギンチャク。
福岡の身近なイルカ



近隣にはイルカウォッチングやホエールウォッチングができるところもあるなど、近海にも野生のイルカが生息しています。
九州のクラゲ



タコクラゲ。


ミズクラゲ。


アカクラゲ。


アマクサクラゲ。

ユウレイクラゲ。
奄美のサンゴ礁




九州のなかでも鹿児島県は奄美大島という沖縄県にも近い場所があります。奄美のサンゴ礁の水槽は限りなく南国の水槽となっていました。
飼育員さんによる外洋大水槽の解説


大水槽で飼育員さんの魚紹介が行われていました。水中カメラを持って大水槽のなかの魚を映しています。





飼育員さん目線の水槽の様子を見られます。
休憩を兼ねて再びアシカ・イルカショー観覧

展示を概ね見て回ったのでショープールの前の椅子に座ってひと休みしていたら周囲の椅子が徐々に埋まってきました。イルカショーが実施されていないときもショープール前の椅子は休憩用に開放されています。どうやら次のイルカショーの時間が近づいてきたようです。せっかくなので再びイルカショーを観覧することにしました。







1回目と2回目では流れこそ同じですが、内容は全く同じということはありませんでした。登場する生き物たちもローテーションでステージに出ているので、キャストが違えば当然ながら同じ内容でも見え方が変わります。



















最後には勢揃いで撮影タイムでした。
ショップでお土産探し

ショップにてお土産探しをしました。記念にオリジナルグッズのキーホルダーを入手しました。
レストランにてペンギン天うどんを食べる

ショープールの下にあるレストラン『restaurant Reilly』を訪れました。食事をしながらイルカが泳ぐ姿を見ることが出来ます。水槽があるレストランなら他にもありますが、イルカが泳ぐ姿が見られる大水槽に面しているレストランは水族館ならではです。



今回注文したのはペンギン天うどん(880円)です。博多やりうどんが監修したペンギンの形状をした天ぷらが乗せられたうどんです。博多やりうどんは手頃な価格で食べれる駅うどん店で、水族館の運営と同じ西鉄系列の飲食店です。九州では天ぷらと呼ばれているいわゆるさつま揚げが乗っています。厚くて食べごたえもたっぷりでした。
外洋大水槽の餌やりタイム


休憩していると外洋大水槽でお食事タイムが始まりました。普段は広い水槽の中を広がって泳いでいる魚たちがこのときばかりは飼育員さんの元へと集います。まるで何かの技を繰り出した瞬間のような景色が広がっていました。




ラスボス感が半端ではありません。




サメに餌をあげるときは食べやすいように棒を使っているそうです。


大水槽前のエレベーターはエレベーターの中から水槽を見ることが出来ます。

マリンワールド海の中道では生き物についての学習の場としても力を入れており、身近な生き物についての展示やいきものについての学びの場もあります。
おわりに

今回は海の中道海浜公園にあるマリンワールド海の中道を訪れました。イルカショーの満足度がとても高くて高い評判となっているのも納得です。ざっくりと見て回るだけであれば半日でも十分なのですが、ショーやお食事タイムなどのイベント系の展示もじっくりと楽しみたいなら丸1日の予定で訪れることをおすすめします。