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門司港レトロ地区はまるでタイムスリップ!明治・大正の歴史的景観を復元した街並みを巡る

門司港レトロ地区はまるでタイムスリップ!明治・大正の歴史的景観を復元した街並みを巡る

はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。

門司港レトロ地区

門司港レトロ地区は、門司港駅周辺にある現存している明治時代や大正時代の建物を中心にまるでタイムスリップしたかのような景観を楽しめるように整備された観光エリアです。門司港は古くから九州の玄関口として栄えていて、古い建造物が多く現存しています。新たに建設するホテルや商業施設もレトロな景観というテーマに合わせて作ることで、門司港を訪れるだけでテーマパークのように一貫した景観を楽しむことが出来るようになっています。

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門司港レトロ観光線

門司港駅の裏手には門司港レトロ観光線の九州鉄道記念館駅があります。門司港レトロ観光線は、九州鉄道記念館駅から関門橋の近くにある関門海峡めかり駅までの約2kmを走る観光鉄道です。北九州市が線路等の設備を管理し、平成筑豊鉄道が運行を担当しています。運賃は均一で1回大人300円小人150円です。

門司港レトロ観光線は観光用とはいえれっきとした鉄道なので道中には踏切もあります。2008年までは貨物専用線として使われていた路線を観光用に短縮した上で営業しています。門司港駅から出光美術館付近にあった外浜駅まではJR貨物の貨物線、外浜から田野浦埠頭までは田野浦公共臨海鉄道という北九州市の管理する貨物線でした。旅客駅としては門司港駅が終点でしたが、貨物線としての終点は外浜駅や田野浦埠頭駅が設置されていました。

旧門司三井倶楽部

旧門司三井倶楽部は、大正時代の1921年に三井物産の社交クラブとして建設された建物です。国の重要文化財にも指定されている門司港の中でも特に重厚感のある象徴とも言える建物となっています。物理学者のアインシュタインが門司港滞在した時に宿泊した部屋はアインシュタインルームとして一般公開されているそうです。訪れたときは改修のため臨時休業となっていたので内部を見られなかったのが残念です。

門司港第一船溜

門司港レトロ地区の中心部である門司港第一船溜です。門司港第一船溜を囲むように歴史的建造物や歴史的景観を再現した建物が立ち並んでいます。

海峡プラザ前にはバナナマン像があります。バナナマンは門司港でバナナの叩き売りが行われていたことにちなんで作られたキャラクターです。門司港レトロ地区の景観を一望できる場所に設置されたバナナマン像は門司港訪問の記念撮影スポットとして人気を集めているようです。黄色いバナナマンはまだしも真っ黒のバナナマンは一体どういうシチュエーションなのか全くわかりませんが、バナナマンはなんとなく親しみを覚える不思議なキャラクターです。

門司港レトロ親水広場

門司港レトロ親水広場まで来ました。広場なので特に何があるという場所ではありませんが、ベンチも設置されているので景観を楽しみながらゆっくりと休憩することができます。広場という空間を活用して、門司港周辺でイベントが行われる際の会場としても使われているようです。

また、中央広場に面するように門司港レトロ観光線の出光美術館駅があります。門司港駅からは決して大した距離でないため当然のことながら歩いて移動することも出来るのですが、門司港レトロ観光線に乗車すれば歩かずにここまで来ることも出来ます。歴史的な建造物も密集している場所なので、ぐるっとひと回りするだけでも門司港レトロを感じられる良い場所に駅があります。

北九州市大連友好記念館

北九州市大連友好記念館は、1994年に北九州市と中国の大連市との友好都市締結15周年を記念して建てられた建物です。貿易港として栄えていた頃に、門司港と中国の大連は貨物航路が開設されていたことがきっかけで友好都市の締結に至ったそうです。建物は大連にある東清鉄道汽船会社事務所を複製したものだそうです。

旧門司税関

門司港第一船溜の出入り口に設置されているのが旧門司税関です。今でこそ物流の中心からは外れていますが、門司港が九州の玄関口として人や物がたくさん往来した名残とも言える建物です。税関の建物なのでカスタム君も鎮座していました。空港にある偽物展示コーナーと同じような展示スペースが設けられていました。

赤レンガ造りの建物を保護するために2階部分は建物とは接していません。ある意味外壁と内部の通路はそれぞれ独立した建物となっています。建物そのものはもはや老朽化の影響で荷重を保持することは難しいらしく、通路は宙に浮いた状態になっています。もとの建物の構造をそのままのこしつつ通路が設置されているため、隙間や段差が多いので、足元には十分な注意が必要です。綺麗にリニューアルするだけでなく、建物の保護と歴史的建造物の有効活用を両立しているという意味でも一見の価値がある建物だと思います。

おわりに

門司港エリアは古い建物も多く現存しています。駅前から港までの区画は新しいホテルや商業施設も古い建物に合わせたデザインになっているので、重厚感のある大正レトロな街を散策することができます。大正時代の西洋風建築が好きな方や大正レトロな空間が好きな方はぜひ散策してみてください。

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