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ライゾマティクス×東京都!増上寺ライトアップイベント「CODED FIELD」会場レポート

ライゾマティクス×東京都!増上寺ライトアップイベント「CODED FIELD」会場レポート

はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。

 

東京タワーと増上寺

ライゾマティクス×東京都のCODED FIELDというアートイベントが2019年11月16日に実施されました。なんと会場は東京タワーの前にある有名な寺院の増上寺です。事前抽選制で参加費は無料でした。2020年のオリンピックイヤーに向けての取り組みで、主催は東京都です。

 

CODED FIELD

大本山増上寺の建築データや地形データをプログラミング(コード)を用いて解析し、光と音に変換するための情報を埋め込んだ場(フィールド)を仮想空間に生成します。目に見えないその情報をライゾマティクスが独自に開発したバルーン型デバイスを用いることで、現実空間で光や音に変換し、大勢の参加者が広範囲な場所で同時に楽しめる体験型インスタレーションと演出振付家MIKIKO率いるダンスカンパニー「ELEVENPLAY」が、大本山増上寺に点在する大小異なるステージおよび会場内を自由に動き回り、同時多発的なパフォーマンスを披露します。

CODED FIELDは東京都と公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京が主催し、Rhizomatiksが運営を行うパブリックアートイベントです。東京タワーを背後に見上げる増上寺で光と音のパフォーマンスが行われます。Rhizomatiksが開発した参加者それぞれの位置情報に合わせて細かく光や音の制御が可能な専用バルーンを使い、増上寺という場所をアート空間に変えてしまうというイベントです。

 

受付でバルーンを受け取る

専用バルーンは参加証と引き換えに受け取ります。事前抽選で1000組が選ばれています。

 

音と光のパフォーマンス

通常、ライブコンサートなどで使用される手持ち型ペンライトの多くは、デバイスのグループIDや座席情報に基づいて照明演出を行っているため、座席の固定がなく、参加者が自由に動き回れる野外イベントなどでは意図した演出が不可能でした。しかし今回は、GNSSを利用することにより、参加者の位置に関係なく、狙い通りの演出が可能になります。このように、屋内の限られた空間のみで使用されてきた高精度な位置情報は、位置測位技術の向上により屋外でも使用出来るようになり、現実空間と仮想空間の関わり方は新たなステージに突入しています。

時間になると音に合わせてバルーンが光り始めました。

 

バルーンの持ち手にはスピーカーがついていて、バルーンは位置情報をもとにした指示を受信して光るようになっています。

 

通常、ライブコンサートなどで使用される手持ち型ペンライトの多くは、デバイスのグループIDや座席情報に基づいて照明演出を行っているため、座席の固定がなく、参加者が自由に動き回れる野外イベントなどでは意図した演出が不可能でした。しかし今回は、GNSSを利用することにより、参加者の位置に関係なく、狙い通りの演出が可能になります。このように、屋内の限られた空間のみで使用されてきた高精度な位置情報は、位置測位技術の向上により屋外でも使用出来るようになり、現実空間と仮想空間の関わり方は新たなステージに突入しています。

指示に合わせて位置情報をもとにした合わせて光ったり光らなかったり色が変わったりします。これまでの制御型サイリウムの場合は観客が移動してしまうことに対しては対応していませんでしたが、位置情報を利用することで会場内を移動してもきれいに演出することが可能になったということだそうです。

 

ELEVENPLAYのダンス

“心・技・体”はもちろん、センスの磨かれた素敵なダンサーが生まれますようにとの願いを込めて、2009 年に立ち上げられた。
女性ダンサーのみで編成されており、舞台、映像、スチールなど、表現の場を様々に持つ。

出典 https://elevenplay.net/about

MIKIKO氏の主宰する「ELEVENPLAY」という女性ダンサーグループによるパフォーマンスが行われました。光と音のパフォーマンスが第一部だとするとダンスパフォーマンスは第二部です。

 

バルーンを持った観客の中を音や光に合わせて舞い踊る様子を間近で見ることができました。

 

東京都知事のあいさつ

最後は東京都知事の小池百合子氏による閉会の挨拶がありました。近未来の東京をイメージしたイベントを行い、東京オリンピックに向けて盛り上げていくということでした。

 

MEMO

結果的に東京オリンピック2020は延期が決定されましたが、この段階ではまだ特段延期を検討するような状況ではありませんでした。

 

おわりに

今まで座席エリアごとに色を変えられるサイリウムというのは見聞きしたことがありましたが、会場内を自由に歩き回っても位置情報に応じた最適な色を表現するというのは初めて見ました。会場内を移動する人がいても演出家のイメージ通りにステージを作り上げることができるというメリットがあるそうです。自分自身がバルーンを持っていると全体的なバランスに関しては見えないという点が玉に瑕ですが、近未来感があって楽しかったのは確かでした。

 

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