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稲を乾燥させるはせがけ体験!「JAL農業留学2021(遠野地区)」現地研修参加レポート【その2】

稲を乾燥させるはせがけ体験!「JAL農業留学2021(遠野地区)」現地研修参加レポート【その2】

はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。

稲を干すはせがけ体験

1日目から3日目までは農泊先でのプログラムをそれぞれのチームで行ってきました。10月6日の遠野滞在4日目の研修プログラムは『はせがけ体験』です。この日の午前中は稲掛けをおこない、午後は稲掛けを行ったお米専業農家の方のお話を聞きました。はじめのオリエンテーションでチームごとに各農泊先へ移動した後はそれぞれの農泊先で農業体験を行ってきました。つまり、このはせがけ体験が到着してから初めての全員が揃って研修を受ける機会となります。

各農泊先から車で送ってもらい、道の駅遠野風の丘に集合しました。そこからは中型バスではせがけ体験を行う田んぼへと移動します。初日にNPO法人遠野山・里・暮らしネットワークの事務所にて長靴と軍手を借りていたのでそれを持ってきました。農泊先でも長靴を使用する機会があったので手元にあって助かりました。

本記事は日本航空株式会社及びに農林水産省による農山漁村振興交付金事業(地域活性化対策・人材発掘事業)のプログラムに参加し、滞在にあたって支援を受けて作成しています。

田んぼでの農作業開始

田んぼに着いてはじめの挨拶があり、はせがけ作業を行いました。あくまでも体験ということで作業の進捗状況はある程度進められた状態になっていましたが、体験という意味では程よいボリューム感でした。

周囲に泥を洗い流せる場所がなかったので、泥の着いた長靴のままバスに乗り込むことにならないように靴を履き替えたり、ビニールカバーを長靴につけたり、対策を行いました。

産直ともちゃんでお買い物タイム

地域で獲れたものを販売しているのが産直店です。この地域の産直『産直ともちゃん』で自由時間がありました。研修期間がそれなりに長いので鮮度が大切な野菜は難しいのですが、傷みにくいとうもろこしなどお土産として購入している方もいました。

産直ともちゃんの周囲を散策しました。通りの突き当りには厳龍神社という神社があります。神社を中心にまっすぐと広い通りが伸びています。今ではこの広い通りには建物が立っているだけで出歩いている人も殆ど見かけないのですが、昔は宿場町として宿泊施設があり多くの人々が往来していたそうです。

お昼ごはん

地域の公民館にて昼食のお弁当を食べました。食事の後に行われた座学の時間もこの場所で行われました。

  • あさりご飯
  • ごぼうと人参の甘辛豚肉巻き
  • 煮物
  • かぼちゃサラダ
  • りんごの山葡萄煮
  • 漬け物

メニュー表に書かれている通りで、仕出し弁当は野菜がメインのお弁当でした。お弁当のボリュームとしては標準的な量でしたが、野菜がメインで若干ボリュームが軽い印象を受けたので、強いて言えば温かい汁物があったらなお良かったかなと思いました。

稲作農家のお話を聞く

出身は遠野で、一度東京で働いき遠野にUターン移住をしたという経歴の方でした。手間をかけて美味しいお米を作るこだわりや新たな雇用を生んでいることについてお話がありました。

無農薬・無肥料は美味しいというだけでなく、その技術があれば種もみと水田だけあればどこでも最低限の条件が揃えば稲作ができるようになります。それは食料供給が不安定な地域でも持続可能な米作りができるということを意味します。自然なまま作れるということは農薬を使わないという選択としても農薬を使えない場所でもまずご飯を食べることができるようになるという価値があるということです。

そして、そうした取り組みを支持してくれる人々がリピーターのお客様になってくれているので続けることが出来ているということでした。

市役所にて座学・意見交換

5日目の10月7日は市役所の会議室にて座学及びに意見交換会がありました。この日で2週間のスケジュールの中の最初の農泊体験が終了しました。宿泊先が変わるため荷物も持って、各農泊先から遠野駅前にある『旅の産地直売所(旅産直)』に車で送ってもらいました。次に宿泊するのは街の中にある旅館です。

遠野駅の近くにある商業施設『とぴあ』内に市役所の一部機能が入居しています。遠野市役所ととぴあの市役所部分は渡り廊下で繋がっています。商業施設から中に入ったほうが近かったのですが、せっかくなので市役所の正面玄関から中に入りました。

遠野市役所のとぴあ内にある会議室にて遠野市についてや今回の一連の取り組みの目的について改めて説明がありました。

まず、遠野市の職員さんより遠野市の特徴や移住者を増やすための支援制度などについての説明がありました。遠野は観光客が多い街でありながら日帰り観光で宿泊を伴わない来訪者が多いという日帰り観光依存の街であることや、従来の作って終わりではなく産業の掛け合わせで新たな価値をつくる6次産業化への取り組みについての説明がありました。

つぎに、主催者である日本航空が今回のような取り組みを行っている理由についての説明がありました。日本航空ではこれまで各部署ごとに地方都市との新しい取り組みの模索を行っていましたが、2020年に社内連携を強化するため地域事業本部が設置されました。窓口が明確化され事業のスピード感を上げるという目的があるそうです。その一環として地域への移住者を増やしたり、新しい取り組みへのきっかけを作ることが成果となるそうです。

そして、研修生受け入れにあたって関係している各所の方の紹介がありました。今後の研修で訪問する予定になっている関係者の方や農泊の方が訪れていました。

おわりに

4日目には数日経ってそれぞれの感想や意見を言う機会があり、講義内容の充実度やインターネット環境及びにプライバシー関連の設備面での問題など、初回の取り組みとして仕方ない面もありますが、事務局が想定がかなり甘かったという印象を受けました。

5日目の内容は、個人的には1日目のオリエンテーションの際に行っても良かった内容なのではないかと感じました。どのような人がなぜ協力して今回の取り組みを行っているのかというのは大前提の部分になるので、それがないとわからないまま進むということになってしまいます。5日目にしてようやくというのは少し遅いのかなと感じました。

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