野付半島から尾岱沼行きの「別海町観光船」が強風の影響で欠航になったので路線バスで引き返す
はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。
路線バスで引き返す

阿寒バスのお得な周遊チケットでは別海町観光船に乗って対岸にある尾岱沼まで行く予定でしたが、強風のため観光船は欠航となってしまいました。大型船なら問題ないレベルの風量でも小型船の場合は大きく揺れて危険なので大事をとって運休となることがあるそうです。仕方がないので来たバスに乗って標津バスターミナルまで引き返す事になりました。
べつかいの牛乳屋さん


野付半島ネイチャーセンターにて『べつかいの牛乳屋さん』というパック入りの牛乳を手に入れたので訪問記念に飲んで見ることにしました。他ではあまりみかけない三角形のパックに入っています。
北海道のなかでも別海町は牛乳の名産地として知られており、町民の数よりも牛の数のほうが多いと言われているほどたくさんの乳牛が飼育されています。都市部から離れた広々とした空間でのびのびと育った牛から採られている牛乳です。さっぱりとしていて飲みやすい牛乳でした。
路線バス利用だからこその短い滞在時間

金額としてはお得で釧路から野付半島を訪れるにはほぼ利用が必須のお得なチケットには間違いありません。ただ、あくまでも路線バス利用であるということのデメリットもあります。路線バスに合わせているので、野付半島は行ったらすぐ引き返すみたいな時間設定になってしまっています。本当にあと30分くらい長かったらもっとゆったりと見て回れて良いのになと思います。
既存の路線バスと組み合わせていることでお得に乗り合わせも便利になっている反面、やや滞在時間が短めの設定になっていることでかなり慌ただしいスケジュールになってしまっていることは残念です。
実際に訪れてみた結果として、あんまり長く滞在しても逆に暇になってしまうので、あと30分程度滞在できればもっと満足度が高まりそうに感じます。あくまでも路線バスを乗り継いでいくプランなので、バスツアーのように滞在時間を最大限取って楽しめるようにしているものとは違いました。
欠航になった乗船料の払い戻し

窓の外には強風で白波が立っているのが見えました。雨も降り始めています。欠航してしまった別海町観光船の乗船料相当の額が窓口にて払い戻しとなりました。観光船に乗らなかった分、観光トラクターに乗車したので金額的には差し引きでゼロになりました。せっかく訪れたからにはお金ではなく観光船にそのまま乗船したかったのですが、万が一のことがあると大変なので仕方がありません。
ちなみに、野付半島の外側はオホーツク海です。冬には厳しい寒さが夏でも肌寒いくらいの寒冷な気候なので訪れる際には上着を忘れずに持ってくることをおすすめします。また、空気が澄んでいる冬には約16km先にある北方領土の国後島が見えることもあるそうです。
釧路行きのバスに乗り換え

標津バスターミナルからは釧路方面行きの長距離路線バスに乗り換えです。しばらくすると行きに乗車した羅臼行きのバスが、折り返し釧路方面行きとしてやってきました。日本で最長級の路線バスで車両は高速バス並の大型バスでリクライニングもできます。長距離走ると言っても普通の路線バス用のバスと比べると相当快適に移動することが出来ます。

乗車券の購入待ちで少しだけ出発時間が遅くなりましたが、釧路駅前バスターミナルへはほぼ時刻通りに到着しました。観光客の方でなんとここから更に羅臼方面へ行きたいという相談をしていたようなのですが、この時間から羅臼を訪れるのはあまり良策ではないということで結局羅臼行きは諦めたようでした。
トドワラ号バスセット券なら安心して日帰り可能

今回はバスで大幅な遅れが発生することはありませんでしたが、万が一遅れてもトドワラ号バスセット券を利用者が居るときはお互いに連絡しているため安心して乗車することができます。トドワラ号バスセット券の最大のメリットはこの必ず連絡してくれるという点にあります。
あまりにも遅延が激しくなったり運行が難しくなった場合を除けば、乗り継げるように最大限の調整してくれるので路線バスといっても安心して乗車することができます。
あと30分滞在できたら
もっとももう少し長く滞在したいという要望こそありますが、総じてバスセット券はお得で快適に移動することができるので現状の選択肢の中で言えば日帰りには必須と言っても過言ではないほどおすすめです。