暖冬で例年よりも会場内は雪が少なめ!2025年開催「第75回さっぽろ雪まつり」会場レポート
はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。
目次
第75回さっぽろ雪まつり

第75回さっぽろ雪まつりは、2025年2月4日~2月11日の期間で札幌・大通公園にて開催されたイベントです。暖冬の影響を受けて札幌の周辺では降雪量が少なく気温も高かったので直前まで本当に予定通り大雪像が作られるのか心配でした。晴れ間が見えている時間も長く冬の札幌にしては歩きやすい気候となっていたのは事実ですが、雪像にとってはとても状況がわるかったようで、残念なことにすでに溶けかかっているものもありました。自然の気温変化なので、仕方がないといえば仕方がないのですが、あまり気温が高くなると大雪像も取り壊しということにもなりかねないので、課題になってくるのは
4丁目 転生したらスライムだった件


4丁目 転生したらスライムだった件
5丁目 札幌へ駆けるサラブレッド





5丁目の大雪像は『札幌へ駆けるサラブレッド』でした。大雪像がステージとして使われていて、ちょうどご当地アイドルのライブが開かれていました。それなりに知名度があるのか多くのファンが集まっているようでした。
6丁目 雪像彫刻 from本郷新記念札幌彫刻美術館




毎年恒例となりつつ彫刻家の雪像です。雪像と言っても彫刻家の作る雪像は雪像とは思えないような不思議な形状をしていて興味深いです。




SIAF Pre-Events。札幌国際芸術祭のプレイベントとして会場内にミニブースが登場していました。札幌国際芸術祭は4年に1度開かれる札幌の芸術イベントです。博物館や美術館が連動して様々なテーマで展示が行われるとても楽しいイベントです。
7丁目 北海道庁旧本庁舎~赤れんが庁舎~




2025年7月頃まで修復工事中だった赤レンガ庁舎の雪像がありました。新たな観光名所として内部もきれいに修繕して有料施設としてリニューアルオープンする予定となっています。
8丁目 小樽銀鱗荘


『小樽銀鱗荘』はいわゆるニシン御殿として知られている建物です。ニシン漁で大きな財を築いた『猪俣安之丞』の家屋でしたが、宅地開発の際に移築保存され、現在は料亭として使われています。
9丁目 市民雪像







市民雪像は規模が小さいのでその分気温の影響を強く受けているようで、せっかくの細かい造形が溶けてしまったような箇所も見受けられました。
10丁目 モンスターハンターワイルズ


毎年湯気が出たり遊具になっていたりのカップヌードルですが、今年は横に倒れた姿になっていました。



モンスタハンターシリーズ最新作『モンスターハンターワイルズ』の雪像です。
Snow Miku 2025

雪ミクの雪像『Snow Miku 2025』です。雪ミク関連のイベントは小樽での開催になってしまったので、札幌では雪像とオーケストラ公演のみです。前のように札幌で開催してくれるのが一番良いのですが、小樽でも毎年イベントが続いているということが何よりかもしれません。



サンリオの雪像はマイメロディでした。


雪だけに『Snow Man』ということなのでしょうか。アニメキャラは雪ミクを始めとしてよくあったのですが、アイドル系の雪像は珍しいように思います。

北海道の郷土パン『ちくわパン』の雪像です。ちくわがパンで挟まれている不思議な造形です。

札幌といえばサッポロビールと言わんばかりにサッポロクラッシックの雪像がありました。他の雪像と違ってライトで色表現ありの雪像となっていました。夜にはもっと映えそうです。

キューピーマヨネーズは100周年!

長年に渡って北海道の抱える問題となっている『ピリカちゃん』も会場にいました。


競馬の大雪像の前まで戻ってくると今度は先程とは別のアイドルがステージに立っていました。
企業サンプリングブース

『アサヒスーパードライ』のサンプリングが行われていました。北海道はサッポロビールがダントツに人気があるので、サンプルを配布してまず飲んでもらうという真っ向からの勝負に出ているようです。


辛ラーメンのサンプリングもありました。辛ラーメンは韓国の農心が展開しているインスタントラーメンです。韓国の公園で周りの人が辛ラーメンを食べていたのを思い出しました。冬の大通公園で温かいラーメンをサンプリングするというのは企画勝ちです。辛いのですが、少しでも温まることができました。




毎年身体の部位を制作している方がいるのですが、今年は『心臓を大切に!』でした。

大谷翔平選手の雪像も数多くありました。メジャーリーグへ移籍するまでは北海道日本ハムファイターズに所属していたこともあり、北海道では特に人気のある選手となっているようです。
おわりに

雪まつりの会場を一通り回ってきました。今年の雪まつりを端的に表すと『青空が見えていて気温もそれほど寒くない』でした。足元も雪が溶けてぬかるんでいるというとても春のような気候の中でのイベントでした。雪像にとってはとても過酷な環境だったのは、途中に溶けた跡がある雪像が何体もあったことから間違いありません。実際のところ見て回る分には寒くないほうが良いのですが、雪が減って溶けてしまうというのはもしかすると今後の開催時には課題になってくるのかもしれません。





