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乗って楽しい都営交通!東京最後の路面電車「都電荒川線」と新交通システムの「日暮里・舎人ライナー」に乗車する

乗って楽しい都営交通!東京最後の路面電車「都電荒川線」と新交通システムの「日暮里・舎人ライナー」に乗車する

はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。

東京最後路面電車 都電荒川線

都電荒川線は通称を東京さくらトラムと呼ばれている1911年に開業した都営で唯一の路面電車です。1911年以降に荒川線の他にも都電路線が整備されましたが、自家用車やバスなど車の利用が増えたことで、道路渋滞の原因にもなっていました。並行する地下鉄や路線バスの整備が行われ、代替可能になったため、1967年には多額の赤字を抱えた都電の多くの路線が廃止されました。

都電荒川線だけが残された理由としては住宅街を通るため、利用者が多いものの道の広い道路が無くバス転換が難しかったことや都電荒川線の区間のほとんどは王子電気軌道という鉄道を買収した跡地を利用していたことで、多くの区間が専用軌道を通るからと言われています。

  • 熊野前~小台
  • 王子駅前~飛鳥山
  • 巣鴨新田~向原

路面電車区間は主に3箇所です。道路上に設置された併用軌道は全体の約1割、特に自動車と同じように走るのは『王子駅前~飛鳥山』です。特に『王子駅前~飛鳥山』は都電荒川線を象徴する景観を見ることが出来ます。多くの車が行き来する明治通りの旧ガーブを通ります。

出発するときには『チン』というベルが鳴ります。車掌乗務時代には出発の案内のために鳴らされていたベルですが、現在では出発の際に自動的に鳴らされます。なんだか懐かしい雰囲気を感じることが出来ます。

新交通システム 日暮里・舎人ライナー

日暮里・舎人ライナーは、2008年に開通した新交通システムです。都電が昔からの歴史のある路線であるのに対して、日暮里舎人ライナーは逆に新しい路線です。

駅には全面式のホームドアが設置されています。新しく設置された路線なので、安全性が高く待ち時間もより快適な全面式のホームドアが設置されています。車両のドアと連動してホームドアも自動的に開閉します。

車両は自動運転で通常時には運転士さんが乗車していません。手動運転も可能ですが、通常の営業運転では運転台が閉じられ自動で運転されています。運転士さんが座っているはずの場所も座ることができるので前面展望を楽しめます。

元々路線バスしか移動手段がなかった住宅地エリアに開業したため、年々混雑度が激しく問題となってきています。並行路線で廃止されてもおかしくなかったバス路線が結果的に混雑緩和に役立っているというまさかの展開になっています。300形車両ではクロスシートの車両ですが、2015年に導入された330形車両では混雑対策のためロングシートに変更されています。今でもとても混雑するとなると、今後も引き続き利用者が増加した場合は、駅舎の延長や編成数の変更が必要になりそうです。

荒川線に再び乗車

舎人公園を訪れてから再び荒川線に乗車するために戻ってきました。都電荒川線のなかで一番の名所として知られている飛鳥山駅まで進んで明治通りの路面電車区間を体験した後は、三ノ輪橋駅まで引き返しました。

三ノ輪橋駅は住宅街の中にある駅で、そこに駅があるとはとても思えないような場所でしたが、多くの人が利用しています。

おわりに

都電荒川線の三ノ輪橋駅と日暮里・舎人ライナーの熊野前駅は、駅が隣接しているため乗り換えが可能です。旧新の路線を乗り継ぐと開業100年差の違いを感じることが出来ます。都電荒川線は思ってたよりも混雑していました。逆に日暮里・舎人ライナーは乗車したときには空席がちらほらと見られて空いていました。利用者が多いことは喜ばしいことですが、朝晩は特にとても楽しめる状況ではないかもしれないので、訪れる時間帯は注意が必要です。

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