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トラピスト修道院の最寄り!キハ40気動車に乗って函館駅から道南いさりび鉄道の「渡島当別駅」へ行く

トラピスト修道院の最寄り!キハ40気動車に乗って函館駅から道南いさりび鉄道の「渡島当別駅」へ行く

はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。

道南いさりび鉄道線

道南いさりび鉄道は、五稜郭駅から木古内駅までの第3セクター鉄道です。元々は全区間JR線でしたが、北海道新幹線の開業に伴って並行在来線となった江差線の一部を引き継いで設立されました。江差線時代より、五稜郭ではなく函館を起点終点とするダイヤが組まれており、並行在来線として経営分離された後も函館駅にも乗り入れています。五稜郭駅を境に運賃は別となりますが、列車は直通運転を行っています。終点の木古内から先は普通列車の旅客扱いはありませんが、貨物列車用に青函トンネルまで線路が繋げられています。

絶景のローカル線に乗車してみた

函館駅から道南いさりび鉄道直通の普通列車に乗車してみました。出発時間まではまだ時間があったのですが、すでに多くの座席がぼちぼちと埋まっていました。JR区間はたったの1駅しかなく、近い時間で普通列車や快速列車の設定があるので、函館駅から乗車する人の多くはおそらく直通で利用をしたい人と考えられます。

函館運輸所

函館駅を出発するとまず車窓からの景色で特徴的なのは、函館駅と五稜郭駅の間にある函館運輸所です。北海道では旧式のキハ54やキハ40からH100形への置き換えが進んでおり、道南地域はキハ40形の最後の活躍の場となっています。車両基地でもキハ40形気動車がたくさん停車しています。

そのなかでもひときわ目立っていたのは道南いさりび鉄道を走る『ながまれ海峡号』というイベント列車です。ながまれ海峡号は、函館から木古内までの間を地元食材を使った料理を食べながら移動するツアーで乗車することができます。

市街地から離れて行く

上磯駅を過ぎたあたりからは海岸線に沿って走ります。函館駅から乗っていた多くの乗客が上磯までで下車してしまったので、乗客はたったの数人まで減ってしまいました。函館から木古内まで通しで乗車するのは観光客を除くとあまりいないようです。通勤通学で乗客需要が見込めるのは上磯までで、上磯を過ぎると利用者が少なくなってローカル線であることを思い出させられました。

新函館北斗駅の看板

道路標識に新函館北斗駅という文字が見えました。函館があるのは函館市ですが、新函館北斗駅があるのは北斗市です。新幹線の駅まではそれほど近くないのですが、海沿いであまり通りが多くない道まで看板が設置されていというのはとても気合が入っていることが伺えます。

のどかなローカル線区間

函館山と函館の街並みが遠くに見えます。建物もほとんど無くなって、あるのは線路と道路と海だけです。道路はところどころ道路幅を示す矢印がありますが、矢印が無かったら海に落ちてしまうかもしれないほど海の近くを通ります。上磯までの市街地とは一転して、のどかで風情のある景色を見ることができます。

渡島当別駅に到着

海を眺めていると今回の目的地である渡島当別駅が近づいてきました。函館を出発してから天気が曇ってきてしまっていました。晴れていれば遠くまで青い海と青い空で絶景だったに違いありません。夏らしいといえば夏らしい霞んだ空が広がっていました。

フリーパスを予め入手していたので、運転士さんに提示して降りました。道南いさりび鉄道のほぼすべての駅で駅係員は常駐していないので、運賃は降車時に支払います。フリーパスは駅や車内では販売していないので、利用する場合には予めオンラインチケットもしくは、販売代行を行っている観光施設等で入手しておく必要があります。

渡島当別駅は郵便局が併設されているので、駅だけで単体であるところと比べるとずっと人気があって安心です。まったく人気が無いと不安を覚えることもあるかもしれませんが、駅に郵便局が併設されているというのはとても良い構造です。ここまでは鉄道で来ることができましたが、バスもタクシーもほとんど走っていないので、ここから先は徒歩で移動する必要があります。

おわりに

北海道新幹線の並行在来線として経営分離されて作られた道南いさりび鉄道に乗車してみました。上磯までは乗車率も悪く無さそうな普通の路線という雰囲気でしたが、上磯を過ぎると市街地が減ってローカル色が強くなりました。観光で乗車するなら少なくとも上磯から木古内の間を乗車するのが良いと思います。

木古内は新幹線に乗り換え、函館は道内でも屈指の都市なので、絶景ローカル線の中ではかなり交通の便が良いローカル線となっています。函館観光にのんびりとした絶景ローカル線鉄道旅を組み込むことが出来ます。ゆっくりな鉄道旅を体験したいという方は函館を訪れた際についでに足を伸ばしてみてください。

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