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夕方からでも間に合う約5時間の鉄道旅!特急おおぞらと釧網本線を乗り継いで「帯広から網走へ」と移動する

夕方からでも間に合う約5時間の鉄道旅!特急おおぞらと釧網本線を乗り継いで「帯広から網走へ」と移動する

はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。

帯広から網走へ鉄道で行く

北海道の中央にある帯広から北海道の北東部にある網走まで鉄道に乗って移動してみました。帯広から網走方面へ鉄道で向かうには、札幌経由もしくは釧路経由で移動することになりますが、釧路経由のほうが若干短い時間で移動することができます。帯広から網走までは東京から豊橋までとほぼ同じ距離で、合計約5時間の列車旅となります。北海道では全列車で原則として車内販売が無いこととなっています。乗車から下車するまで途中で飲食物を調達することはできないため、色々と買い込んでから帯広駅にやってきました。

ちなみに、2006年4月20日に池北線を引き継いだ北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線が廃止されるまでは、理論上は最短約4時間で移動することも可能でした。帯広から北見までは約3時間、北見から網走までは約1時間の約4時間です。ただ、池北線は国鉄時代から廃止すべき路線である特定地方交通線に指定されており、第3セクターに移管されてからも沿線環境が変わらないのに利用者が増えるはずもなく、結局廃止されています。

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釧路駅まで特急おおぞらに乗る

帯広駅から釧路駅までは特急おおぞら7号に乗車します。特急おおぞら7号が帯広駅を出発する時刻は17時04分です。特急列車を使わない場合は15時台の普通列車で釧路まで移動する必要があるのですが、特急に乗車する場合はかなりゆっくりと時間を使うことができます。移動当日は夕方までみっちりと観光を行っていても、程よく乗車出来る時間となっています。

特急列車は先発している普通列車の約20分後に釧路駅に到着します。いずれの列車に乗車しても釧路駅の到着時刻はほぼ誤差の範囲と言っても差し支えないほどなので、運転速度の差は単純に帯広における滞在時間の違いとなっています。特急列車を利用することで帯広駅を出発する時間を約1時間半遅くすることができます。この帯広での約1時間半の滞在時間と釧路までの快適な座席を取るなら特急列車を利用すると良いですし、少しでも安くするなら普通列車でも良いと思います。今回は特急列車に乗車することにしました。

網走駅まで釧網本線でローカル線の旅

釧路駅では特急おおぞら7号の到着を待っている普通列車が2編成あります。1つが花咲線の根室行き、もう1つが今回乗車する釧網本線の網走行きです。根室行きは流氷塗装のキハ54形507号車でした。キハ54形507号車はイベント列車として走ることも想定した流氷柄の塗装となっていて、車内の座席も新しいモケットに張り替えられています。

向かい側のホームには釧網本線の網走行きはキハ54形515号車が停車していました。18時52分発の網走行きと18時59分発根室行きはいずれも終点まで行く最終列車です。特急おおぞら7号はそれぞれの最終列車に接続しているので、基本的には特急を利用していれば置いていかれる心配はありません。キハ54形515号車は根室に向かう『快速はなさき』として乗車したことがあります。快速はなさきの年配の運転士さんがとっても親切で道中の記憶が鮮明に残っています。

網走行きは一足先に釧路駅を出発しました。釧網本線は釧路湿原ノロッコ号やSL冬の湿原号で何度も通っているので、車窓からの景色はもはや見慣れたものとなりました。釧路から途中の標茶までは通勤通学利用者が結構多く、座席も半数以上が埋まっていました。

キハ54形は国鉄時代からの車両です。エアコンの代わりに扇風機がフル稼働していました。エアコンは搭載されていないので、暑かったら窓を開けて換気することで対応します。新しい車両では窓の開閉ができないものも増えてきましたが、古い車両は窓を開けられるので心地の良い風を感じることができます。

列車の本数少ないのでめったに対向列車とすれ違うことは無いのですが、なんと唯一すれ違った釧路行きの列車はキハ40形1707号車でした。その後は車窓から漏れる光でわずか数メートルだけ見えるというほぼ真っ暗闇のなかを進んでいきます。

終点に近い知床斜里駅も日中は多くの観光客で賑わいますが、この時間に乗り込んでくる人は流石にいませんでした。きっとこの終電は、運行経費を削減するためには切り捨てても問題ない程度の需要かもしれません。しかし、遅い時間になっても鉄道で安全に移動出来ることは目的地選択の上で高い価値があります。毎日暗くなっても定時に走り続ける列車はとても心強い存在です。

おわりに

ようやく目的地の網走に到着しました。網走は札幌からでも釧路からでもいつ来ても「やっと着いたー」という気分になります。網走駅には来たら毎度恒例となっている『博物館網走監獄』の顔出しパネルを見てみました。日中に滞在していた帯広と比べても空気がひんやりとしています。ようやく外に出ることができたので、ホテルに荷物を置いたらコンビニでなにか食べ物と飲み物を調達したいと思います。

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