江戸時代の城下町が残る!市街地にある古い町並み「飛騨高山 三町伝統家屋保存地区」を訪れる
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市内最大規模の安川通り商店街
高山市の中心部には昔ながらの商店街が複数点在しています。今回は国道158号線に沿って形成されている安川通り商店街を通りました。安川通り商店街は市内でも最大規模の商店街として知られており、商店街からショッピングモールへと人の流れが移っていく時代の流れのなかでも多くのお店が営業しています。アーケードが設けられているので、夏でも冬でも天候に関わらず買い物や飲食店巡りができるようになっています。
三町伝統家屋保存地区
安川通り商店街を曲がると底は三町伝統家屋保存地区です。江戸時代からの城下町として栄えた飛騨高山の街並みが残されています。昔ながらの建物が連なる通りとなっており、江戸時代に高山を訪れた旅人が見た景色を今でも見ることができるようになっています。
龍神台は毎年春に開催される『春の高山祭』で使用されるからくり屋台です。お祭りに使用されるとき以外は保存地区の中程にある保管庫にて収納されています。
訪れた時はあいにくの曇り空で雨もぱらついていました。傘を差して歩いている人が多く視界が遮られて遠くまで続いているという感じはしないのですが、おおよそ300mにわたって歴史的な景観を保存している場所となっています。江戸時代に使われていた簑笠や和傘を差すようにすればもっと雰囲気が出るかなと思いますが、現実的には透明のビニール傘の便利さには叶いません。
飲食店やおみやげ物屋が点在しているので、街並みを見ながら食べ歩きも可能となっています。昔ながらの建物がそのまま残されていることで、今の感覚で言えば不便に思うことも多いそうですが、近現代の再開発の波から取り残されたことが結果的に大きな観光資源となっています。
商店が多いのは高山が町人文化が盛んだったという街の構造によるものだそうです。今ではおしゃれなカフェも営業しているので、古い町並みを眺めながら落ち着いたひとときを過ごすことができます。
おわりに
まるで映画のセットのような街並みですが、昔からの本物の街並みがそのまま残されているというのはとてもすごいことです。高山の市街地中心部にあるので、白川郷との組み合わせで訪れることもできる便利な場所にあります。江戸時代の街並みが好きな方はぜひ訪れてみてください。