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納沙布岬にある「北方館」と「根室市北方領土資料館」で北方領土へのソ連侵攻と返還運動の歴史を学ぶ

納沙布岬にある「北方館」と「北方領土資料館」で北方領土へのソ連侵攻と返還運動の歴史を学ぶ

はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。

日本の北方領土問題

日本の北方領土とは、択捉島、国後島、色丹島、歯舞群島のことを指します。4島は北海道の北方に位置し、現在は帰属未定となっている千島列島や樺太ととも国境域の島でした。そして、北方領土問題とは、太平洋戦争末期の1945年8月9日にソビエト連邦が突如として侵攻し、戦争が終わってもなお北方領土を実効支配を続けているという問題です。

戦争の当事者同士の被害だけでなく、第三国が漁夫の利を持っていくことも戦争の悲劇には違いありません。ソビエト連邦を引き継いだ某国にとって、制海権の確保や漁業権による収入が見込めるという観点から、北方領土を返還することにメリットがありません。

つまるところ、正しくても正しくなくても「『通常では考えられないような交渉』が行われない限りは、解決できない」という極めて厳しい状況が続いています。

北方館

北方館では北方領土の歴史のパネル展示があります。北方領土の歴史やソビエト連邦の侵攻の経過について展示されています。北方領土についての資料が充実しています。新型感染症の影響でしばらく臨時休館していたのですが、北方領土の日である2月7日は開館していました。

四島のかけ橋というオブジェの祈りの火としても使われている火のトーチがありました。トーチのなかで燃えているのは本物の火です。

北方館の2階は展望台になっています。展望台からは日本の北方領土を眺めることができます。北方領土の周辺には某国の警備艦が巡回している様子を見ることが出来ます。いつ国境を乗り越えてくるか分かりません。

根室市北方領土資料館

根室市北方領土資料館は、北方領土に住んでいた当時の住民の生活や文化についての展示があります。北方館が歴史や経過についての展示がメインなのに対して、根室市北方領土資料館は島民の生活に焦点を当てた展示がメインです。

戦争に巻き込まれた北方領土でも普通の暮らしがありました。日本本土と同じ昭和の時代が流れていました。太平洋戦争終結後にも続いたソビエト連邦による侵攻で普通の暮らしが脅かされたことが分かります。

おわりに

訪れた日は北方領土の日でした。北方領土が返還されるその時まで返還運動は終わりません。北方領土と樺太千島列島の帰属がはっきりするまで、日露間で平和条約が結ばれることもなさそうです。一方にとって武力行使の結果というだけでは納得出来るものではなく、もう一方にとって今あるメリットを手放す決断も難しい問題です。少しでも進展があることを願っています。

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