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根室半島にある国指定史跡のアイヌ式城ひとつ「ヲンネモトチャシ跡」へ行く

根室半島にある国指定史跡のアイヌ式城ひとつ「ヲンネモトチャシ跡」へ行く

はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。

ヲンネモトチャシ跡

ヲンネモトチャシ跡は根室半島に残されているチャシ跡群のひとつとして国指定の史跡に認定されています。北海道全域では数百以上のチャシ跡が存在しており、根室半島では24箇所をチャシ跡群として国指定史跡になっています。

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チャシとはアイヌ式のお城

チャシとはアイヌ語で柵で囲われた場所という意味の言葉だそうです。具体的にどのように使われかたは明らかになっていませんが、周囲を見渡せる高台にあるため、見張りや祭祀などを行う『アイヌ式のお城』として使われていたと考えれています。

アイヌの人たちが日常生活を行っていたコタンは集落ならではの生活の痕跡から調査が進んでいますが、チャシはコタンと違って日常的な生活空間ではなかったようで、あまり痕跡が残っていないようです。

ヲンネモトチャシ跡は人為的に三角形に整地された形跡があります。現在の調査では地面を人為的に踏み固めた形跡があることは分かっても、使用目的についての詳細な記録が残されている訳でもないので、実際にどのように使われていたのか確かなことは分かっていません。

アイヌ民族はオホーツク海の向こう側からやってきたと言われているので、北海道の東端というこの場所に防衛拠点として砦が設置されていたとしてもあながちおかしい話ではありません。しかし、北方領土を含む樺太もアイヌ民族の居住地だったので敵が攻めてくるというよりは、灯台としての役割の方がより自然かもしれません。いずれ行われる調査で本当の使われかたが分かることを楽しみにしています。

おわりに

ヲンネモトチャシ跡の近くには漁港もあり、その先には良質な昆布が収穫できる貝殻島灯台と歯舞群島が見えます。残された痕跡も少なくどのような役割があったのかはっきりしない面もありますが、防衛拠点の砦として、昆布漁のための目印として、などなど何かに使われていた場所です。現在残されているのは城らしき基礎の部分のみですが、お城が好きな方はぜひ訪れてみてください。本当の使われ方につながる何か気づきがあるかもしれません。

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