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赤レンガ庁舎徒歩5分にある大自然!札幌の原生林や季節の花が咲く「北海道大学植物園」を訪れる

赤レンガ庁舎徒歩5分にある大自然!札幌の原生林や季節の花が咲く「北海道大学植物園」を訪れる

はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。

北海道大学植物園

今回は北海道大学植物園を訪れてみました。北海道大学植物園は植物についての展示や保存を行っている北海道大学の附属施設のひとつです。北海道庁旧本庁舎(赤レンガ庁舎)の裏手で、赤レンガ庁舎から植物園の出入り口まで徒歩約3分の場所にあります。札幌駅からも近く周囲は市街地に囲まれているため、植物園のある区画だけが突然街なかに草木の生い茂った空間があるという状況になっています。植物園があるということを知らなければ、市街地のど真ん中にある緑に覆われた謎の場所と思うであろうこと間違いありません。

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入園料

一般420円
小中学生300円
幼児無料
夏期入園料(2023年10月1日時点)

北大植物園の夏期入園料は一般は420円、小中学生は300円です。4月29日~11月3日までの夏期期間は植物園全域が開放されており、庭園・温室・北方民族資料室・博物館・宮部金吾記念館を見ることが出来ます。

区分料金
一般120円
幼児無料
冬期入園料(2023年10月1日時点)

雪の積もる冬は冬期入園料が適用されます。小学生以上はすべて一般扱いで120円です。冬期期間は温室のみの開放となっているので、北大植物園を満喫するのであれば夏期期間がおすすめです。

園内の様子

夏期期間の8月に訪れた際の園内の様子をご紹介します。園内はとても広いので、看板に書いてあるモデルコースに沿って歩くと良いです。よっぽどよく来ている方なら迷わないかもしれませんが、園内の地図が頭に入っていないと同じ場所をぐるぐると回ることになりかねません。モデルコースは内回りルート(約45分)、外回りルート(約1時間30分)、おてがるルート(約30分)があります。今回は内回りルートを基礎として、半分から先は外回りルートを逆走するオリジナルのルート(約1時間)を通ることにしました。

宮部金吾記念館

正門から入ってすぐ横にある建物が宮部金吾記念館です。植物園の初代園長の宮部金吾博士に関連する展示が行われている建物で、2000年に国の有形文化財に指定されています。

緑に覆われた散策路

モデルコースの内回りルートでは北東側の灌木園は通過します。灌木園では北海道でよく見られる低木が植えられているそうですが、すべてを回るとなるととても距離が長くなってしまうので、今回は省略することにしました。木の花や紅葉を見ることができるそうです。

ライラック並木

ライラック並木と芝生の広場です。ライラックは4月から5月にかけて白や紫の花が咲くモクセイ科の木です。花が咲くと香料にも使われるよい香りが漂うそうです。今回は花の季節が終わった8月に訪れたので、緑色の葉っぱがあるのみでした。ライラック並木の近くにある芝生は、太陽光が降り注いでいてのんびりと過ごすのに適しています。植物園で歩き回って様々な植物を見るのも楽しみですが、芝生でのんびりと過ごすというのも気分が良さそうです。

湿生園

北大植物園の中央部分には湿地があります。夏の間は一面が緑に覆われていて水面がよく見えませんが、池のようになっています。

札幌の原生林

自然林という区画が札幌の原生林です。北海道の開拓が始まったのは小樽からで、札幌は後々に造成された街です。都市として開発が進むまではこのような森が広がっていたということを現在まで残しているのが自然林です。今では植物園を一歩外に出ればコンクリートに覆われた街が広がっていますが、もし札幌の街が作られなかったらこのような景色だったということを実際に見ることが出来ます。タイムスリップしたかのようなエリアです。

北方民族植物標本園

トンボが草の先に止まっていました。街なかにある植物園でもとても多くの生き物を観察することが出来ます。

北方民族植物標本園は、アイヌ民族が生活する際に活用していた植物を生きた標本として展示しています。薬用や食用など草木花ごとに様々な使われ方をしていたようです。中には猛毒で知られる植物もありました。

草本分科園

草本分科園では北海道で身近に生息している草花を見ることが出来ます。訪れてみると満開の黄色い花が咲いていました。夏から秋に掛けてきれいな花を見ることが出来るそうです。

カナディアンロックガーデン

北大植物園と提携しているカナダのブリティッシュコロンビア大学植物園からやってきた外国の植物が植えられています。北海道でも育つということは気候が似ているということなのでしょうか。日本では見慣れない植物も見ることが出来ます。

高山植物園

高山植物園は、本来なら高山にある植物を平地で見ることができます。北海道の寒冷な気候をいかして室内ではなく屋外の露天での展示となっています。このまま札幌といえども気温が高くなると維持するのも大変そうです。

博物館などの建物群

博物館の周囲には国の重要文化財に指定された建物群があります。その中の筆頭格は西洋風博物館として最古の博物館本館です。博物館本館に入る手前の木でリスを見かけました。緑が豊かで目を凝らすと本当に様々な生き物が生息しています。

博物館本館は南極大陸で活躍した樺太犬のタロの剥製などの貴重な剥製の展示を見ることが出来ます。動物の剥製は実物大の大きさなので、同種の生き物であれば『北の生き物は体が小さく南の生き物は体が大きい』ということを視覚的に体感することが出来ます。大きな熊の剥製もあります。熊駆除のニュースも時折目にしますが、これだけ大きな熊が市街地を徘徊するようになったらさぞかし大変だろうと感じました。他にも展示開拓使時代の資料も展示されていました。

温室

温室は熱帯性の植物が所狭しと植えられています。夏の間は窓が開けられていて外の空気を取り込むようになっていました。冬になると暖房を付けて気温を維持します。植物の維持のために暖房をつけるので、雪の積もるほど寒い冬でも常夏の空間を見学することができます。

熱帯性の睡蓮も花が咲いていました。北海道庁旧本庁舎の前庭にある睡蓮とはまた違った品種です。

陽気な気候と相性の良さそうなサボテンもあります。温室だけは冬の間も開放されるので、雪に覆われた札幌に飽きたときには立ち寄れば温かい室内で暖かい地域の植物を見て気分転換になるのではないでしょうか。

おわりに

北海道大学植物園を訪れてみました。これまで数回ほど訪れようと計画していたのですが、タイミングが合わずようやく訪れることができたので良かったです。札幌の街が発展する前の景色を残す自然林などの植生を見学するためという目的があればなお楽しめるかなと思いますが、あまり気負わずとも札幌駅からも近い場所にある緑の空間として、リフレッシュのために訪れるのにもおすすめです。

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