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佐世保の観光案内所の方イチオシ!九十九島の海を小型船で遊覧する「リラクルーズ」に参加する

佐世保の観光案内所の方イチオシ!九十九島の海を小型船で遊覧する「リラクルーズ」に参加する

はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。

九十九島観光遊覧船

今回は佐世保にあるパールシーリゾートの遊覧船に乗船するために、九十九島遊覧船ターミナルに来ました。パールシーリゾートは西海国立公園の自然を生かした水族館や遊覧船がある観光施設です。佐世保駅から路線バスで約30分の場所にあります。すでに水族館は訪れていたので、引き続き遊覧船にも乗船してみることにしました。水族館と遊覧船ターミナルは同じ敷地内にあり、歩いてすぐの距離で隣接しています。

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乗船料金

九十九島遊覧船には、内容の異なる複数のプランが用意されています。具体的には『観光遊覧船』、『リラクルーズ』、『99TRITON(クジュウクトリトン)』です。主に近海の良い景色を眺めに行くのを目的としているのは『観光遊覧船』と『リラクルーズ』の2種類です。99TRITON(クジュウクトリトン)は、カタマランヨットで遊覧は遊覧でものんびりと海の上で過ごすものなので、今回は割愛します。

観光遊覧船

区分料金
大人1,800円
小人900円
観光遊覧船 乗船料金(2023年11月現在)

大型船で巡る観光遊覧船は大人1800円、小人900円です。定員に余裕があるので基本的には満員になってしまう事はありません。大型船で運行されるため、多くの人が来ても基本的にはいつでも乗船することができます。

リラクルーズ

区分料金
大人2,400円
小人1,200円
リラクルーズ 乗船料金(2023年11月現在)

一方で、小型船で巡るリラクルーズは、大人2400円、小人1200円です。大型船と小型船の遊覧料金を比べると大人は+600円、小人は+300円ほど高い価格設定となっています。小型船での運行のため、乗船希望者が多くいたときはその時点で受付を締め切ることも全くありえないわけではないようです。

リラクルーズに出発

今回は所要時間約1時間で九十九島周辺を遊覧する『リラクルーズ』に参加することにしました。当初の予定では観光遊覧船に乗船しようかなと考えていたのですが、駅前の観光案内所の方が「イチオシ」とおすすめしてくれたので、小型船で遊覧する『リラクルーズ』を選んでみることにしました。

牡蠣の養殖筏

何やら浮かべられているのは牡蠣の養殖用の筏です。九十九島は小島に囲まれていることで波も穏やかです。牡蠣の養殖も盛んで、佐世保の特産品となっています。船の上からは紐の先まではよく見えませんでしたが、この紐の先に牡蠣がぶら下げられているそうです。かなり

リラクルーズは大型船では入れないような浅い入り江でも小回りの効く小型船の特徴を生かした遊覧が実施されています。小型船でなければ実際にここまで近づくことは難しいので、すでにリラクルーズだからこその距離感を楽めています。まだまだ序盤ですが、リラクルーズを選んで良かったと思いました。

カバ岩

風雨によって削られた珍しい形の岩もあります。口を開けたカバのような形から通称ではカバ岩と呼ばれているスポットです。九十九島にはこのような名前のつけられた奇岩がいくつかあります。

人が住んでいた頃の護岸

木々が生い茂っている島の海岸線に沿って石が積まれているのが見えました。現在では無人島となっていますが、人が住んでいたこともあるそうで、その頃の名残が今でも残されています。このあたりは水深が浅いところで1m強しかなく、干潮になると砂浜となるそうです。干潮になると歩いて渡れるので、人が住んでいた頃は満潮のときは小舟で、干潮のときは歩いて行き来していたそうです。

海沿いには一軒家がところどころ建っています。海に面していて家ごとの桟橋もあるまるで水上コテージのような家ですが、陸地側は道路が繋がっているのでどの家にも車でアクセスできるようになっているそうです。九十九島は船でしか移動手段がないということが一度は人が住まなくなった理由のひとつでもあるため、今では島ではなく車でのアクセスができる本土側に住むのが定石となっているようです。

いくら道路で繋がっているとはいえ市街地の中心部と比べるとそれなりに不便な場所なことは確かです。そのため、九十九島の景色が好きでたまらないという方が、老後に向けて念願の地で家を建てているというのが近年の流れだそうです。

西海国立公園の日々の景色を眺めながら生活したいといという願いを叶えたというのはとても夢のある話です。

神社

椿島には神社があります。鳥居と祠がある小さな神社で、住んでいた人々によって設置されたと言われています。道祖神的な存在なので正式名称というものもなく、ただ単に神社と呼ばれているそうです。

ライオン岩

準絶滅危惧種のミサゴ

船の横をスーッと大きな鳥が飛んでいきました。この鳥はミサゴという名前の鳥です。日本では全国各地で見られる鳥で、環境省の準絶滅危惧種に指定されています。上空から水面まで急降下して瞬時に魚を捕まえることから、別名では『魚鷹』とも呼ばれています。

巣を発見することができたら、よく目を凝らして見ると親鳥だけでなく雛鳥も見られることもあるそうです。羽を広げたときの全長は1メートル近くにもなるにもかかわらず、鳴き声は小鳥のような「ピヨピヨ」という鳴き声です。なかなか見た目とのギャップが著しい鳥です。

ミサゴの巣も見つけることができました。枝をたっぷりと組んで作られているため、よく見ると木にしては不自然な形状となっています。コツが分かればわりと離れた場所からも確認することができます。

真珠の養殖場

黒い浮きが並んでいるエリアを通りかかりました。この場所は某国産真珠ブランドの養殖場です。黒い浮きの先には真珠貝がぶら下げられているそうです。最終的に食べられるか食べられないかという違いはあれど、真珠も牡蠣も養殖の方法はあまり変わりがありません。

牡蠣が元気に育つ環境ということはアコヤ貝も元気に育つ環境です。真珠は水揚げされた後に、加工場にて選別され磨かれてから宝石として市場に流通します。

絶景のロケーション

山の上に見えるのはホテルと老人ホームです。近くには弓張岳展望台という展望台があります。展望台からは九十九島と佐世保の市街地が一望できる絶景スポットになっています。

庭先に色とりどりの旗がはためいている一般的な一軒家なのですが、住んでいるのは九十九島の景色が忘れられないと移住して、ボランティアガイドも行っている地域の有名人だそうです。遊覧船で家の前を通るたびに在宅時には欠かさず手を振ってくれるそうです。

愛宕山

三角形の形が美しい山は愛宕山です。島影にひょっこりと富士山のような形が現れました。相浦富士とも呼ばれており、標高は259mあります。山頂には京都の愛宕神社からのお地蔵さんが祀られているそうです。

帰港したら船が勢ぞろい

99TRITON(クジュウクトリトン)のカタマランヨットがありました。カタマランヨットでは食事を楽しむコースなどが設定されているそうです。

観光遊覧船ももちろん停泊していました。間近で見るとやはり大型船は大きく高さがあるので、その分遠くまで見通すには良さそうでした。

出発地点の桟橋まで戻ってきました。

おわりに

約1時間の西海国立公園にある九十九島の遊覧を楽しむことができました。浅く入り組んだ箇所が続く九十九島では大型船で遠目に見るよりも小型船で近くまで寄れたほうが圧倒的に楽しめます。観光遊覧船と比べるとリラクルーズは大人+600円、小人は+300円と若干追加の料金がかかりますが、総じて満足度は高いものとなっていました。九十九島の見どころをより近くでじっくりと見たいという方や、旅の記念にガイドさんとコミュニケーションを楽しみたいという方にはリラクルーズはおすすめです。

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