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江戸時代の宿場町を今に残す美しい景観!長野県にある旧中山道の交通の要衝「妻籠宿」を訪れる

江戸時代の宿場町を今に残す美しい景観!長野県にある旧中山道の交通の要衝「妻籠宿」を訪れる

はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。

旧中山道の妻籠宿へ行く

これから妻籠宿へ行くために、塩尻駅から中央本線で南木曽駅へと移動します。

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日本で一番狭い駅そば屋

塩尻駅では『日本で一番狭い駅そば屋』の出入り口を眺めながらホームへと向かいました。引き戸は半分壁の中に埋まっていて体格が大きいとお店の中に入ることが出来ないかもしれません。狭いドアを通った先も席はたったの2席だけとなっており、日本で一番狭い駅そば屋という異名がつけられただけあります。改札外にある待合室カウンターは駅そばとして一般的なスタイルで営業しているのですが、人気があるのはこの狭い改札内のカウンターです。

妻籠経由の路線バス

南木曽駅からはおんたけ交通の運行している路線バスに乗車します。『妻籠経由』と記載されているバスであればどれでも妻籠宿に行くことができます。バス停には2台のバスがほぼ同時に出発するように停車していましたが、どちらに乗車しても良いということだったので、馬籠宿まで行くバスに乗りました。

約10分で妻籠宿に到着

妻籠宿は『妻籠』というバス停が最寄りです。駐車場にある待合所付きのバス停なので迷う心配はありません。バス停からも親切なことに大きな看板が設置されているのでそれに沿って進んでいくと妻籠宿のなかに出ます。

妻籠宿は中山道42番目の宿場町

妻籠宿は長野県南木曽町にある旧中山道の宿場町です。宿場町とは街道の途中に作られた休憩処のようなもので、食事処や宿泊施設の集まる商店街です。徒歩での移動が基本だった江戸時代には歩ける一定の距離ごとにいくつもの宿場町が整備され、今回訪れた妻籠宿は中山道では42番目の宿場町でした。

しかし、江戸時代が終わって新たな時代に入るにつれて高規格な高速道路や新幹線が整備されるようになると街道を通る人も減りました。モータリゼーションの影響もあり1日に進める距離も大幅に長くなったことで、途中にあった宿場町は存続の危機を迎えることとなりました。そのような情勢のなかで、妻籠宿では住民の方々が『売らない・貸さない・壊さない』という取り決めをして、古くからの美しい景観を後世へ残していくことを決めたそうです。見える景色すべてそっくりそのまま残されていることで、1976年には国の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されています。

妻籠宿ふれあい館

妻籠宿ふれあい館は妻籠宿本陣の一部を活用した休憩所です。小上がりがあるので、靴を脱いでゆっくりと休憩することができます。妻籠宿の真ん中にあるので、休憩するにはちょうどよい場所にあります。訪れたときは季節の展示として、お酒や団子が飾られていました。

妻籠宿本陣

妻籠宿本陣は、妻籠宿の庄屋です。庄屋とはいわゆる地方の有力役人のいる家のことです。妻籠宿では島崎藤村とも関係のある島崎家の住居でした。大名の宿泊所や役場として使われていた建物を当時の間取り図を元に再現しているそうです。

忠魂碑

妻籠宿観光案内所の脇には忠魂碑があります。忠魂碑は、太平洋戦争のときに妻籠宿から出征した人たちを偲んで作られた碑だそうです。忠魂碑は三叉路の目印となっていて、斜め前には枡形と呼ばれる道路構造が復元されています。

枡形の跡

枡形とは街道に設けられた直角や急カーブのことです。まっすぐ続いている街道の途中にあえて急カーブを設置することで、敵の進軍速度を遅くすることを目的としています。お城の入口にあるカクカクと曲がりくねった道と同じく一種の防御構造です。枡形は見通しが悪く日常的に使用するにも不便なことから、現在では横に枡形を迂回するなだらかな道路も整備されていますが、せっかく観光で訪れたなら枡形の方を通った方が楽しめると思います。

保存地区の原点でもある寺下の町並み

妻籠宿の南側にある寺下の町並みにやってきました。光徳寺というお寺の下にある町並みで寺下の町並みと呼ばれているようです。寺下地区では1951年から2年掛けて解体復原工事が実施され、江戸時代のままの景観を眺められる場所となっています。

建物と建物の間には、江戸時代の間取りのままの厩もあります。厩は中に入って見学することができます。商店として営業しているお店や個人宅となっている建物が混在しているので、すべての建物が見学できるわけではありませんが、厩のように見学できる建物もあります。

近くには江戸時代から営業していると言われている旅館もあります。昔ながらの旅館を体験することができるということでとても人気があるそうです。時代劇で見たことがあるようなふすまで仕切られた客室で、地のものの料理を食べるという体験ができるというのは、昔は一般的なことだったかもしれませんが、今となってはかけがえのない体験となること

中山道三名石 鯉ヶ岩

鯉ヶ岩は昔は鯉の形をしていた花崗岩です。1805年の『木曽路名所図会』には中山道三名石として紹介されていたそうです。現在では頭の部分が地震の影響で落ちてしまっているため、鯉の形はしていません。奇岩や奇石というのはいつの時代でも楽しまれる存在だったということが分かります。

江戸時代後期の町家 熊谷家住宅

熊谷家住宅は江戸時代後期に作られた町家造りの建物です。解体復原工事が行われて、江戸時代の町民の家を見学することができます。農耕具や昔の生活で使われていた道具も合わせて展示されています。

妻籠宿唯一のおやき専門店 わちのや

妻籠宿唯一のおやき専門店がわちのやです。妻籠宿という江戸時代の景観を残した町並みを歩いて、長野県の名物であるおやきを食べてひとやすみしていると江戸時代にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。わちのやのおやきは美味しいので、雰囲気だけでなく味でも評判の良いお店となっています。

おやきは長野県の名物で、小麦粉やそば粉で作られた生地で小豆餡や野菜を包んで焼いた食べ物です。平坦な土地が少ないという地形から稲よりも小麦やそばのほうがよく生産されており、冬期の非常食として作られたのが発祥と言われています。現在では観光資源として周知されたことによって季節関係なく通年食べられています。

おわりに

長野県の中でも岐阜県よりにある江戸時代の宿場町である妻籠宿を訪れました。単に建物が残されているだけでなく、周囲の景観も含めて保存されているため、訪れるだけで江戸時代に妻籠宿を訪れた人が見た景色を体験することができます。タイムスリップしたような世界を体験してみたい方はぜひ訪れてみてください。

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