清澄白河駅から徒歩約5分の飛び石がある日本庭園!岩崎弥太郎が造園した「清澄庭園」を訪れる
はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。
清澄庭園
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今回は東京都立の清澄庭園を訪れています。清澄庭園は大名屋敷の跡地を利用して海運王としても知られる岩崎弥太郎が接待の場として造園した日本庭園です。大名屋敷時代も敷地内の一部は庭園として使われていたそうですが、現在の庭園の大部分が岩崎家が所有している時代に作られたものだそうです。1921年より社会貢献の一環として一般公開されるようになり、1924年には当時の東京市へと寄付されて以来、公立庭園として多くの市民が訪れる憩いの場となっています。
入園料
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区分 | 料金 |
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大人 | 150円 |
小人 | 70円 |
入園料は大人150円、小人70円です。公立庭園なので入園料もお手頃で訪れやすい価格設定となっています。現金だけでなく交通系ICカード等でも支払い可能です。
庭園内の様子
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清澄庭園は中央にある泉水と呼ばれる大池の周囲をぐるっと回遊する形式の庭園です。東京都の運営している庭園は他にもありますが、清澄庭園ほど池の上から見る景色にこだわりのある庭園は他にありません。ゆっくりと歩いて1周約40分で見て回るのが標準観覧時間となっています。ちなみに、泉水は、1923年に発生した関東大震災のときには、復興に使用するための木材を保管する貯木場としても使われていたことがあるそうです。
飛び石(磯渡り)
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磯渡りと呼ばれる池にせり出した飛び石も各所に設置されており、清澄庭園の目玉となっています。他の庭園でも池はありますが、飛び石を渡りながら少しずつ景色が変わっていくのが見どころなのは、この場所だけです。磯渡りの部分は大変滑りやすいので雨の日には晴れている日よりも時間を要することがあるため、前後の予定を組んでいるときには注意が必要です。
涼亭と九重塔
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池に面して建てられているのが涼亭と呼ばれる建物です。岩崎家が国賓をもてなすために1909年に建てたもので、現在では一般向けに清澄庭園の貸部屋のひとつとして使われています。
花菖蒲田への入り口
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清澄庭園には花菖蒲田もあります。花菖蒲田には小さな池と菖蒲が植えられている沼地があります。花菖蒲田の前は、机と椅子のある自由広場があります。自由広場は庭園の順路の中ではちょうど中間地点でもあるので休憩するのにもちょうど良い場所となっています。
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しばらく椅子に座って休憩したら残り半分を見て回ることにしました。菖蒲池に関しては菖蒲が咲く時期以外は枯れ草しかありません。時期になると綺麗な菖蒲を見ることができるそうです。
富士山
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富士山は庭園内で最も高い山です。山の中腹にちらほらと植えられている小さな植生は富士山に掛かる雲をイメージしたものだそうです。
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涼亭の先に大正記念館が見えます。
各地の名石
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庭園内には船で運んだ庭園でよく使われる日本各地の名石が設置されています。大きな岩を運ぶのも一苦労ですが、それを日本各地から集めてくるというのは海運を制した岩崎家ならではの取り組みと言えます。
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全体の3分の2程度回りました。富士山の前の通路を通っていよいよ順路のなかでもラストスパートです。
石仏群
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富士山の裏手には石仏群があります。右から庚申塔、法印慶光供養塔、馬頭観音です。庭園として整備されたときにはすでにこの地にあったものがそのまま残されているらしいです。最も古いのは庚申塔で、作られたのは1670年頃と言われており、江東区文化財に指定されています。
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多重塔は庭園内でも特に古い年代のものだそうです。いつ頃のものなのかははっきりしませんが、とにかく古くて貴重なものということだけが言い伝えられているようです。
大正記念館
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ぐるっと一周して出入り口付近にある大正記念館前まで戻ってきました。大正記念館は大正天皇の葬儀の際に待合室として使われた建物を移築したものです。現在では涼亭と同様に集会所として一般に貸出されています。
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飛び石を鳥のサギがぴょうんぴょんと歩いていました。飛び石は池に限りなく近いので、池の中にいるような鳥も時々上がってきます。完全な陸地部分は人の気配を警戒しているのか上がって来ないので、飛び石は鳥にとっては池の中という判定担っているのかもしれません。
おわりに
清澄白河駅の近くにある清澄庭園を訪れました。明治時代以降の日本の産業で大きな地位を築いた三菱財閥の岩崎家にゆかりのある庭園です。清澄庭園はもともと商談相手をもてなすために作られたとても落ち着いた庭園となっており、水辺の飛び石などこだわりポイントもあります。東京駅からもほど近く便利な場所にあります。静かな日本庭園を体験したい方はぜひ訪れてみてください。