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4年ぶりで約2万発打ち上げ!柴又近くの江戸川河川敷で開催された「第57回葛飾納涼花火大会」会場レポート

4年ぶりで約2万発打ち上げ!柴又近くの江戸川河川敷で開催された「第57回葛飾納涼花火大会」会場レポート

はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。

第57回葛飾納涼花火大会

今回は2023年7月25日に開かれた葛飾納涼花火大会を訪れました。葛飾納涼花火大会は柴又駅近くの江戸川河川敷で毎年実施されている関東を代表する花火大会のひとつです。第57回葛飾納涼花火大会は、葛飾の花火大会としては4年ぶりの開催でした。過去3回は世界的な感染症の影響を受けて中止となっていたため、毎年恒例行事がようやく帰ってきたという記念すべき大会となっていました。

4年ぶりの開催ということでとても張り切って実施されているのがわかることとしては、例年では約1万3千発の花火を打ち上げているところ、今回はなんと復活記念に約2万発と大幅に増加することが予告されていました。なんと、関東最大級の花火大会である隅田川花火大会と並ぶ打ち上げ数となっています。

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最寄り駅は京成金町線の柴又駅

葛飾花火大会の最寄り駅は京成金町線の柴又駅です。京成金町線は金町駅と京成高砂駅の3駅だけの路線となっているため、柴又駅を訪れるには金町駅もしくは京成高砂駅から1駅だけ電車に乗ることで移動することができます。京成金町線が東京の下町を走る路線なので、多くの乗客が押し寄せることは想定されていません。他の路線では朝夕のラッシュ並みの乗客が訪れると、駅や列車内はとても大混雑していました。

列車に乗ってしまえばたったの隣駅なのですぐでしたが、列車に乗車するまでの待ち時間と柴又駅で改札を通過するまでにとても時間がかかりました。柴又駅は臨時改札を開放してくれれば駅前広場で流れが交差せずにすんで良かったのではと感じます。京成高砂駅や金町駅から花火大会の会場まで歩いて移動しても、所要時間的には大して変わらなさそうです。京成高砂駅から花火大会までは徒歩約15分なので、混雑の激しい京成金町線には乗らずに歩いて移動するのも悪くない選択肢だと思います。

河川敷までの参道

柴又駅から花火大会の会場である江戸川河川敷までは『柴又帝釈天』の参道を通ってそのまま道なりにまっすぐです。ただ、実際には参道は多くの人が殺到していて流れがとても緩やかなので、普通に歩いて移動するなら参道を迂回して前後の大きめの通りを通ったほうが早くて安全です。柴又帝釈天付近から河川敷側は車道通行止めの歩行者天国となっています。

河川敷に突き当たると真正面がちょうど花火打ち上げポイントとなっています。真正面は事前購入制の有料席となっているため、チケットを持っている人のみ進むことができます。チケットを持っていない場合は有料席の左右に設けられた『無料観覧エリア』へと進みます。

無料観覧エリアは完全自由席となっています。予め場所取りしている人もいたのですが、無料観覧エリアではとても密度が高くなります。その場にいない人の分まで必要以上に場所取りしていると悪目立ちするので、場所取りの際には注意が必要です。無料観覧エリアでも開始時間までに到着すれば寄せ合いにはなりますがしっかりと座って見ることができました。観覧エリアに指定されていないもっと離れた場所なら空間的に余裕をもって見ることが出来るものと思われます。

花火の様子

葛飾花火大会はテーマごとに幕が設けられていて、それぞれの幕につきテーマに合わせた花火が打ち上げられていました。この記事では実際の幕とは関係なく、ざっくりと序盤から終盤の花火の打ち上げの流れをご紹介します。

序盤

予定時刻の午後7時20分頃になると開会の挨拶とカウントダウンが行われて早速オープニングの花火が打ち上がりました。花火は音楽やアナウンスに合わせて打ち上がります。音楽の盛り上がり加減やアナウンスである程度花火の大きさが予測できるようになっているので、見どころを逃さなくて済みます。

カウントダウンとともに華々しくスタートを切った花火大会は序盤から飛ばして行きます。次から次へと勢いよく打ち上げられていきます。

鮮やかな色の花火も多数打ち上げられていました。花火と言えば基本の白に赤黄緑という基本色で、特殊な色は手持ち花火で使われている印象を持っていたのですが、大きな花火でもネオンカラーで表現できるというのは驚きました。

大きさだけが花火ではありません。小さくても細かさで美しい花火もあります。大きいだけでなく美しい花火を見ることができました。条例で定められている保安基準で都区内で使用できる花火のサイズには制限があるので、特大サイズの花火こそ打ち上げることはありませんが、大小や緩急のメリハリがあってとても見応えがあります。

中盤

葛飾区のイメージカラーに合わせた『青色』の花火も多く打ち上げられていました。葛飾区は江戸川が流れていることと区の花が菖蒲であることを組み合わせたマークを使用しています。その背景色として使われているのが青色です。菖蒲と江戸川を連想させる色ということで青色がイメージカラーとなっています。面白いことに『カツシカ』の『カ』の字まで打ち上げられていました。花火が開く時間をとても細かく調整すると、文字までも打ち上げられるようです。

サイズは大きい打ち上げ花火なのになんだか線香花火みたいなパチパチと燃えているような雰囲気の花火から、盛大に次から次へと隙間を埋めていくかのような勢いのある花火までメリハリの良さが見ていて飽きません。

序盤から終盤に掛けて徐々に盛り上がっていく中、迷子のアナウンスが説明のアナウンスに被せるようにして放送されているのは気になりました。「花火を一緒に見ているだけで何故迷子に?」という点はさておきとして、規模が大きいイベントで迷子はやむを得ないとしても、迷子アナウンスは『花火が一時的に静まるタイミング』で放送するようにしたほうが良いです。

もっとも、「家族の方とはぐれてしまった時は近くの大人かお巡りさんに知らせてね」という内容の場内アナウンスを一定間隔に実施して、発生ベースの個人呼び出しは取りやめを検討しても良いと思います。屋外の河川敷という環境において、迷子アナウンスに信用を置きすぎている事自体決して良いこととは言えません。アナウンスのタイミングや内容については再考すべきかなと感じます。

終盤

終盤に差し掛かっていよいよ打ち上げの勢いが一段と増して、大きく激しく打ち上がっていました。一度に打ち上げられる数が序盤~中盤までとは比べ物になりません。徐々に激しくなっていくのが楽しい半面、終わりが近づいてくるのを感じられるのもまた花火大会の風情です。

最後にとても明るく打ち上がりました。色とりどりの花火が次々へと打ち上がって「いよいよこれで花火大会も最後なんだな」と思わせる花火が続きました。

最後の締め

最後の花火が終わったかと思ったら、スマホのライトで会場を照らすイベントもありました。まるでコンサート会場のサイリウムのように、多くの人たちがスマホのライトをオンにして手を振っていて、会場の土手一面に光の波が見えました。

そして、帰り支度を始めて立ち上がっている人が出始めるなか、光の波に答えるように、締めに相応しいとても明るい花火がバババッといくつもいくつも打ち上がって、ついに閉会となりました。もう終わってしまったのかという雰囲気からのアンコールに答える締めの花火はとても印象的でした。

柴又駅は入場規制

元から柴又駅は小さな駅なので花火大会終了後に一斉に移動したら乗り切れるはずがありません。帰りは柴又ではなく金町駅方面へ向かうことにしました。

ただし、ポイ捨てが多かったや混雑して身動きができないというのはセンセーショナルな一場面の切り抜きに過ぎません。列の先頭である駅が入場規制となっているので、駅までの道に動きがないのは当たり前です。むしろ、入場規制で先頭が止まってるのに後ろから押し続けてる方が危険です。果たして赤信号で立ち止まったら渋滞で身動きが取れないとでもいうのでしょうか。

また、ゴミのポイ捨てが多かったという事ですが、動員人数を考えれば溢れかえるほどゴミがポイ捨てされているようには見受けられませんでした。少なくとも観覧席の周囲のゴミに関しては某ターミナル駅前とさほど変わらない程度でした。1つでも2つでも誰かが片付けていることについては感謝の気持ちではありますが、仮に『ある部分にゴミが多くポイ捨てされている』なら、持ち込んだものではなく、その場で提供されたものではないでしょうか。

全席有料のイベントでも落ちているゴミをゼロにすることは現実に難しいので、もう少しゴミ箱を増やして『ゴミは原則持ち帰ること』と『ゴミ箱に捨てること』を呼びかけたほうが良いのは間違いありません。マナー向上や環境美化のための取り組みは行うべきですが、だからと言っても間違えた伝え方をされるとせっかくの花火大会の魅力が下がってしまうので、その点は運営がしっかりとチェックして欲しいところです。

おわりに

葛飾花火大会では観覧席が打ち上げ場所から約150メートル地点から設定されており、他の花火大会と比べても近くでみられます。無料観覧エリアも約200m~300m地点と比較的近くにあります。条例で打ち上げられる号数には制限があるものの、打ち上げ場所から近くで観覧することが出来るようになっています。関東を代表する花火大会のなかでは早めの時期に開催される花火大会なので、夏の花火シーズンの始まりを飾るのもおすすめです。

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