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ホームにある安全運行のための装置「非常停止ボタン」を押してみた!

鉄道のホームにある黄色に赤ボタンの「非常停止ボタン」を押してみました。京急創立120周年記念の夏休み京急鉄道フェアを訪れて面白いものに触れることができました。

はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。

 

創立120周年記念 夏休み京急鉄道フェア

2018年8月2日~2018年8月8日の会期で、上大岡駅にある京急百貨店の催事場にて「京急創立120周年記念 夏休み京急鉄道フェア」が開催されているので訪れてみました。京急の歴史を紹介するパネル展示や鉄道グッズのショップが出店しています。また、会期中にはトークショーやゆるキャラの撮影会が予定されています。訪れた日のお昼には歴史講演会が実施されていたようです。

 

パンタグラフの展示、2018年3月28日で引退した2000系の運転台の展示もありました。

 

京急鉄道フェアの展示の中でも特に素晴らしかったのは、踏切の停止ボタン、駅の非常停止ボタンのデモ機が会場に設置されていて、実際に押して押し心地や押したあとの様子を確かめることができるようになっていた事でした。ホームや踏切で見かけたことはありますが、実際に使ったことはないのでどのようなものなのかあまりしっくり収まっていませんでした。知識としては安全のために役に立つ装置ということは理解していましたが、一度も使用したことがない装置なので自分の中でリアリティのない装置でした。

 

 

踏切にある非常ボタン

非常ボタンは踏切に設置されているボタンです。反射する素材の箱に赤いボタンがついています。踏切内で立ち往生してしまった場合や踏切の近くで電車の運行に障害となりうることが発生したときに知らせるための装置です。ボタンの押し心地は固めで、洗濯バサミを開くくらいの重さがありました。ボタンを押すと4つの赤ランプが同時に点滅します。

 

※無音です。

 

駅にある非常停止ボタン

非常停止ボタンは駅のホームに設置されているボタンです。ココ最近はどの駅でも大抵設置されている黄色く赤いボタンが目立つ装置です。線路内にモノやヒトが転落した場合に押します。首都圏エリアの駅を利用している方ならこのボタンの「ビービービービー・・・」というサイレン音を聞いたことがある方も多いかもしれません。押し心地はポチッとかなり軽く感じました。ボタンを押すと4つの赤ランプのうち2つが交互に点滅します。

 

※無音です。

 

種別表示器で出発確認

「普通」が発車するときの表示。品川の次は品川駅よりも南側にある北品川駅に停車します。

 

「エアポート急行」が発車するときの表示。品川の次は青物横丁駅に停車します。

 

「特急」が発車するときの表示。品川の次はエアポート急行と同じく青物横丁駅に停車します。

 

「快特」が発車するときの表示。品川の次は京急蒲田に止まります。京急蒲田は羽田空港へ向かう「空港線」の分岐駅です。

 

「Wing号」が発車するときの表示。平日の夕方に品川始発で運行している、必ず着席できることが売りの特急列車です。快特でも使用されている2100系というクロスシートの車両が使われています。品川の次に停車するのは現在訪れている京急百貨店のある上大岡駅です。特に乗客需要の大きい横浜駅は通過します。

 

即興で車掌気分に

車掌さんなりきりのアナウンス装置もおいてありました。近くにいたS井さんというショップの店員さんが車掌アナウンスの見本を見せてくださいました。この上大岡駅の次の快特停車駅である金沢文庫駅に到着する際をイメージしているそうです。実際のアナウンスとは異なるかもしれませんが、即興でお願いしてこのクオリティは凄いと思いました。

 

 

カラオケJOYSOUNDでは車掌アナウンスのカラオケもあるので、リアルを追求したい方はぜひそちらでチャレンジしてみてください!

 

 

行き先表示板

旧1000系の行き先表示板のデモ機もありました。行先表示幕と列車種別をダイヤルを回して決定ボタンを押すと自動で回転してダイヤルで設定した通りになります。現在ではデジタル式に更新されているのでアナログな行き先表示板を実際に見かけることはほぼありませんが、2010年の夏前までは営業運転を行っていたので見かけた事がある方もいるかも知れません。

 

旧1000系ありえない表示選手権

  • [三崎口][  三 崎 口  ]
  • [普 通][  泉 岳 寺  ]
  • [快 特][ 成 田 空 港 ]
  • [特 急][  浦   賀  ]
  • [急 行][  横   浜  ]
  • [久里浜][   W i n g   ]←参考:ウィング号の幕があれば

最後の参考表示以外は実際には存在しない滅茶苦茶な組み合わせになっています。デモ機なのでこのようなおふざけが可能でした。種別表示欄には快特や普通などの列車種別を表示するのですが、ウィング号の場合は例外的に種別表示欄に行き先、行き先欄に種別を記載していた時期もあります。そのため、種別表示欄に三崎口と久里浜という幕があるようですが、このデモ機にはウィング号の幕がありませんでした。

 

幕からLEDへ

  • [✈特急][ 羽 田 空 港 ]←参考:現在の表示(白幕)
  • [快 特][  品   川  ]←参考:現在の表示(電光掲示板)
  • [W i n g][  三 崎 口  ]←参考:現在の表示(電光掲示板)

現在では多くの車両でLEDの電光掲示板が採用されています。稀に幕の車両も走っていますが、幕の場合は白抜き黒字の「白幕」に置き換えられています。電光掲示板は以前の黒抜き白文字の「黒幕」に近い見た目です。

 

イベントの戦利品

今回のイベントでは展示だけでなくグッズも記念に購入してみました。種別札バッチのレプリカが手に入るガチャガチャとハズレ無しのくじ引きを2回引いてみました。ガチャガチャは種別札クリップが、ハズレ無しのクジは4等と3等が当たりました。

 

種別札バッチ

戦利品1つ目は種別札バッチです。実物は運行計画表の上部にクリップで留めて使用されています。全6種類がランダムに出てきますが、今回はウィング号の札が当たりました。

 

このレプリカも同じように裏がクリップになっているので、好きな場所に挟むことができます。

 

駅名標キーホルダー

ハズレ無しのくじ引き1回目の景品です。駅名標キーホルダー「北品川駅」です。京急線の全線のキーホルダーが用意されていたそうですが、快特の停車する主要な駅は比較的早い時間に捌けてしまったそうです。穴あき状態で残された駅の中から駅名標キーホルダーを選ぶのは悩みました。最終的に、ちょっとした小ネタを思い出したので北品川駅を選びました。

 

14日午前0時10分ごろ、京浜急行電鉄北品川駅(東京・品川)で、品川発京急川崎行き普通電車(6両編成)が、男性車掌(21)をホームに置き去りにしたまま発車した。車掌は約700メートル先にある次の新馬場駅(同)まで、道路をダッシュし、到着して待機していた電車に再び乗って業務を続けた。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG14H6C_U5A011C1CC1000/

北品川駅は普通停車駅の中でも知名度が高いのではないかと思います。品川駅よりも南にあることで度々メディアで取り上げられています。また2015年には置いてけぼりになってしまった車掌さんが全力で隣の駅まで走って電車を追いかけたということで注目を浴びた駅でもあります。

 

電車のつり革

ハズレ無しのくじ引き2回目の景品です。景品は実際に電車で使用されていたつり革でした。私はくじ運があまり良くないので代打をお願いした途端に3等があたりました!!1回目と同じ等級の景品で、駅名標ストラップ「品川駅」を貰う気満々でいたので、良い意味で裏切られました。実用性は皆無ですが、鉄道展という会場で鉄道グッズがあたったことがひたすら嬉しく感じました!

 

安全のために

今回は普段押せないようなボタンを押すことができました。日常的に見たことはあるけど押したことがないボタンなので、押せたことはとても貴重な経験をすることができたと思います。事故が起きる前に非常停止ボタンを押してというポスターが駅に掲示されているのを見かけたことはありますが、「ボタンを押す」とどうなるのかということまではいまいちイメージが湧きませんでした。使用したことのないものはいざというときに使えないと思うので、デモ機でも実際に手で触れて体験できたことはとても良いと感じました。

 

今回の京急鉄道フェアの残りの会期は短いですが、近場でこのような体験ができるイベントがある際には訪れて、実際に安全運行のための装置に触れてみてほしいと感じました。そして、事件事故が発生した場合には被害を拡大しないように躊躇なくボタンを押せるようになってほしいです。むしろ電車に乗る人は義務にしたほうが良いとすら思います。それくらい大切な機会でした。

 

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