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岩手県で天然の鍾乳洞を探検!日本最大級29mの洞内滝が見られる「滝観洞」へ行ってみた

岩手県で天然の鍾乳洞を探検!日本最大級の洞内滝が見られる「滝観洞」へ行ってみた。

はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。

遠野駅から上有住駅へ

遠野駅から普通列車で上有住駅へと向かいます。上有住駅は快速は停車しない無人駅なので、必ず普通に乗車する必要があります。遠野から上有住は3駅目なので乗車賃はとても安価で公共交通機関として素晴らしいのですが、普通と快速をあわせて2時間に1本程度の運行頻度ということで数分おきに次の電車が来る感覚だととても神経を使います。1本乗り遅れると1日の予定が大幅に狂ってしまうので、ひやひやしながら降りました。

滝観洞は上有住駅から徒歩約5分と日本で一番駅に近い洞窟とも言われています。上有住駅に到着したらもう滝観洞に着いたも同然です。遠野から3駅で駅から徒歩5分という立地条件だけみたらアクセスの良さにはびっくりです。鉄道の本数がもっとあれば遠野という一大観光地と組み合わせて訪れるひともきっと増えるはずです。

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観光できる鍾乳洞の滝観洞

滝観洞は岩手県住田町にある観光で気軽に訪れることが出来る鍾乳洞です。岩手県の観光地として有名な龍泉洞という洞窟が観光用に通路も整備されているのに対して、滝観洞は公開されている範囲では全長880mの最小限の整備がされているだけ洞窟です。つるつると滑りやすい部分や狭くて通りにくい部分があったりとカジュアルながらも本格的な洞窟探検が出来るようになっています。

ちなみに、滝観洞の近くには白蓮洞という鍾乳洞もありますが、そちらは安全上の問題があるので現在では洞窟内に立ち入ることはできません。近くで観光のために管理されている洞窟はこの滝観洞だけです。

入洞料金

入洞料は大人1100円で、小中学生500円です。入洞料を支払ったら受付でヘルメットを受け取ります。無断で入洞した場合は途中で洞窟内の電気が消されることもあるそうです。

洞窟探検の様子(行き)

狭い通路を通って階段を降ると洞窟のなかの川が見えてきます。滝観洞の奥には日本では最大級の洞内滝があります。滝を目指して川の上流に向かって進んでいきます。

ところどころ手すりがあったり、段差があるところでは階段があったりしますが、あくまでも自然の洞窟です。いきなり通路が狭く屈んでようやく通れるような箇所もあります。

八つ墓村のロケ地

1977年の映画『八つ墓村』のロケ地としても使われたことを表す看板が立っていました。

急に天井が高くなったり低くなったり・・・。

洞窟サンゴ

岩肌には鍾乳洞の成分が固まった『洞窟サンゴ』がありました。

乳房の岩

『乳房の岩』です。ご利益があるとかないとか。

不思議な模様の岩肌に囲まれながら奥へと進んでいきます。

古代の海に生息していた『ウミユリの化石』です。ウミユリは見た目がゆりの花のような形をしていることから名付けられたヒトデやウニの仲間の生き物です。絶滅せずに現存しているため生体は生きた化石とも呼ばれます。

涓滴岩を穿つということわざみたい

涓滴岩を穿つということわざの通り、水滴が長い時間を掛けて岩を削っています。

受付でヘルメットを借りていなければ頭を打ち付けていたかもしれません。

緊急時にはスピーカーに向かって叫べ

洞窟内は圏外なので、緊急時には道中にあるスピーカーで助けを呼ぶことが出来ます。慣れていればサクサクと進むことができるとはいえ、狭くて通りにくい難所もいくつかあるので、助けが来ると言ってもそれなりに時間は掛かるに違いありません。

地下水流によって削られ、波打ったような形になった部分のことを『スコラプ』というそうです。

小滝(女滝)

観光で滝観洞に訪れると見られる滝は2つあります。そのうちのひとつが小滝です。きれいな水を見ると飲んでみたくなりますが、洞窟内の水は飲まないほうが良いという看板が立てられていました。正式な飲料水ではないのでそれを理解した上で、飲めないことはないという感じでしょうか。

安全祈願の菩薩像

洞窟内の安全を祈願して菩薩像が設置されていました。菩薩像の前まで来ることができれば日本最大級の洞内滝である天の岩戸の滝まであと一息です。

日本最大級の洞内滝

ついに一番奥の天の岩戸の滝に到着しました。落差が約29mある日本では最大級の滝です。

落差が29mもあるとは迫力があります。いつまでもこの場所でのんびりと過ごしていたくなるようなリラックスできる水の音が響き渡ります。落ちた水がミスト状になって周辺を漂っているので肌寒さを感じます。

天の岩戸の滝を登って調査した研究グループの報告によると天の岩戸の滝の上には大きな湖や更に滝が広がっているそうです。その先もまだ続いているようですが、まだ未踏の部分も多く全貌は判明していません。

洞窟探検の様子(帰り)

帰り道は来た道を引き返すだけなので、ダイジェスト版で紹介します。ところどころ滑りやすい箇所があるので、手すりを掴みながらゆっくりと足元を確認しながら進みます。滑った先が水溜りならまだ良くて、刺々しい岩肌だと目も当てられません。一度通った道なので、思っていた寄りはサクサクと進むことができました。

おわりに

洞窟880mの往復で所要時間は大人の足で約40分だそうです。観光時間も含めると約60分あれば行って帰ってくることが出来ます。ほとんど自然の洞窟のままなので、観光レベルでもしっかりと洞窟探検を楽しむことが出来ます。マインクラフトのようなゲームで洞窟探検するのも楽しいですが、実際の洞窟探検もなかなか楽しいので、お近くを訪れたい際にはぜひ!

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