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批判意見と誹謗中傷は違う?

批判と誹謗中傷はどう違うのか辞書で調べてみました。

はい、皆さんこんにちは。いんたらくとです。

 

批判意見と誹謗中傷は違う?

最近は「POISON~言いたい事も言えないこんな世の中は~」になっているように感じます。もしかすると私の観測範囲内だけの事かもしれませんが、ちょっとした批判でも誹謗中傷と批判することを批判して、「論点のすり替えを行っているのでは?」と思わざるを得ないような事柄がしばしばあります。

 

前提として、批判することは悪いことではありません。批判されたほうは気分の良いものではないかもしれませんが、正当な批判ならそこに十分な価値があります。むしろ悪い点や至らない点を修正するチャンスです。

 

逆に、誹謗中傷は悪いことです。根も葉もない噂をもとにしたり、うっぷんを晴らす目的で風説の流布を行うなど、気に入らないからという理由で「相手の品位を下げる行為」は不毛な争いを生むだけです。

 

ただ、批判も誹謗中傷も「された方は少なからず反発したくなる」という点では同じだと思います。せっかくの機会なので何が違うか考えてみたいと思います。

 

辞書によると

まずはそれぞれの言葉の意味を辞書で調べてみました。実際に言葉がどのように使われているかとは別に国語辞典をみれば本来の言葉として比較的正確に記載されているはずです。

 

批判意見

ベネッセ表現読解国語辞典(2006年・第11刷)

批判

物事をよしあしを深く考え、その価値を評価・判定すること。特に、否定的な評価をすること。

 

ついでに、類語として掲載されていた、意味の似ている「批評」も載せておきます。

批評

物事のよしあしについて、考えを述べること。また、その考え。

 

三省堂国語辞典(昭和47年・第102刷)

批判

(わるいところを)根本的に批評すること。

 

こちらも批評を載せておきます。

批評

(わるいとところなどを)取り上げていうこと。

 

批判は「悪いことを悪いと評価すること」で、批評が「ある物事の良し悪しを取り上げて考えを述べること」ということのようです。厳密には違う言葉ですが、この記事としては批判と批評は同義語として扱います。

 

誹謗中傷

ベネッセ表現読解国語辞典(2006年・第11刷)

誹謗

人の悪口を言うこと。

 

中傷

わざと根拠のない悪口を言って、他人の名誉を傷つけること。

 

三省堂国語辞典(昭和47年・第102刷)

誹謗

そしること。

 

中傷

わざと・(不当に)人のことをわるくいってその名誉を傷つけること。

 

誹謗中傷という言葉は「誹謗」と「中傷」というほぼ意味が同じふたつの語が合わさったものです。誹謗中傷は「不当に人のことを悪く言って名誉を傷つけること」のようです。

 

根拠があるかないか

辞書で調べた結果、批判は行動や発言に対してわるいところを指摘することで、誹謗中傷は不当に悪く言って名誉を傷つけることでした。正当な理由があれば批判であり、正当な理由が認められないものが誹謗中傷ということになります。

 

つまり、根拠のある指摘が批評で、根拠の無いものや根拠があっても過剰すぎるものは中傷です。

 

正当な理由の範囲

正当な理由として認められるには少なくとも行動や発言に対しての発言という根拠があることは条件です。

 

とはいえ、どこまでを正当な理由として認めるかは難しい問題です。根拠といっても言論の場合は必ずしも数値で測定できるものではないからです。

 

仮に「相手から言いがかり」をつけられたとして、そこで指摘されている内容が本人の行動や発言と一切無関係であった場合は批判ではなく誹謗中傷です。しかし、全面的に納得はできなくとも指摘されている内容が「事実」を含む場合は必ずしも誹謗中傷とは言えません。

 

だからこそ、その事実があったかなかったかは精査する必要があります。ニュースを見ていても分かる通りですが、批判の体で誹謗中傷するために「まるで事実のようにでっち上げたり」、はたまた正当な批判を誹謗中傷ということにするために「都合の悪い事実を隠したり、矮小化したり」ということは往々にしてあります。

 

批判は勝負ではない

批判は勝負ではないので勝利と敗北はありません。議論が終われば立場的には中立です。勝敗を求めると味方陣営と敵陣営に二分化されて問題解決には至らず、ただ溝が深まるばかりということになります。

 

批判されたことで、相手を恨むのはお門違いです。特に、気に入らないからと言って第三者を巻き込んでネガティブキャンペーンを展開することは、最高にダサい行為であるということは断言します。

 

おわりに

というわけで、根拠があれば批評で、根拠が無いものが中傷ということです。わざわざこの違いについて調べているということは、何らかのトラブルがあった可能性が考えられるので、それをもとに簡単にまとめておきます。

 

相手を批判する前に

例えば、電車の座席の上で飛び跳ねている人がいるときに、他の乗客は飛び跳ねることを制限する権限はありません。しかし、それを注意することは「本人または周囲の人にとって迷惑に感じた」という事実に基づくので批判としては適当なものだと思います。

 

電車の座席の上で飛び跳ねているという「迷惑な行為」についての指摘は、正当な批判です。しかし、マナー違反をマナー違反として認識していない人に注意すると、逆上されることもあります。相手によっては誹謗中傷であると騒ぎ立てられるリスクもあります。その相手は批判に値する人物かは十分に考慮してください。

 

誹謗中傷を受けているなら

まず、深呼吸してください。誹謗中傷に対して誹謗中傷で返すと、「鶏が先か、卵が先か」になってしまい事態の収集がつかなくなってしまいます。

 

もしあなたが誹謗中傷されたと感じた場合は、「批判の要件を満たさないこと」と「相手の目的」を確認してください。それは対抗するための武器になります。

 

その上で、知り合いでも友人でも身近な人に「報告」や「相談」をしてみてください。ひとりで抱え込んでしまうとそれこそ相手の思う壺です。冷静な立場で判断できる人の意見も踏まえて対策を練るのがベストです。

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