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宮崎の歴史と文化を感じる場所!神武天皇を祀る「宮崎神宮」と平和台公園の「八紘一宇塔」を訪れる

宮崎の歴史と文化を感じる場所!神武天皇を祀る「宮崎神宮」と平和台公園の「八紘一宇塔」を訪れる

はい、皆さんこんにちは。日常生活が楽しくなる情報をお伝えすることを心がけている、旅する写真家のいんたらくとです。

宮崎神宮でお参り

今回は宮崎県宮崎市にある宮崎神宮を訪れました。宮崎神宮は日本神話に登場する伝説上の存在で、初代天皇とされている『神武天皇』を祀っている神社です。東京にある明治神宮が明治天皇を祀っているのと同じように天皇を祀っている神社です。神武天皇は日本神話のなかでは、『神日本磐余彦尊(かんやまといわれびこのすめらみこと)』という名称で登場しており、日本を建国した人物とされています。宮崎を訪れた記念にお参りして旅の安全を祈願しました。

神武天皇が実在したのか定かではないのと同じように、宮崎神宮が創建された年も定かなことは明らかになっていません。少なくとも文献で確認できるだけでも鎌倉時代にはあったとされています。古くから宮崎の地にあった神社で、境内は本殿を始めとした複数の付属棟が文化的な景観であることから、2010年には国の登録有形文化財として登録されています。宮崎の地の歴史と文化を感じられる場所となっています。

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平和台公園の八紘一宇塔

宮崎神宮から徒歩約15分の場所には平和台公園があります。平和台公園は、西暦1940年に『紀元2600年記念事業』として宮崎県によって整備された公園です。紀元というのはいわゆる皇紀のことで、皇紀2600年は零式艦上戦闘機が登場した年でもあります。

平和台公園が開かれるに当たって建てられたのが、現在では『平和の塔』と呼ばれている八紘之基柱です。設計はサッカー日本代表のマークに使われている八咫烏のデザインを行った彫刻家の日名子実三です。1964年の東京オリンピックの際には聖火リレーの出発地点のひとつにも選ばれています。

正面に立つと音が反響する

指定の場所で手を叩くと反響してビーンという不思議な音が聞こえます。日光にある鳴龍と同じような仕組みで、特定の場所で音を発すると周囲の構造物で反響して聞こえるというものとなっています。真正面に塔を眺める位置に反響する地点があるということは構造的に左右対称になっていると思われます。

八紘一宇の意味

八紘之基柱の正面には、八紘一宇(はっこういちう)という文字が刻まれています。八紘一宇とは日本書紀に出てくる言葉から作られたスローガンで、1940年当時の日本が目指していた世界を象徴するものです。意味としては『世界中のすべての人が家族という考え』でした。

しかし、太平洋戦争が終結した際に世界中の表す『世界』を『天皇が支配する世界』であるとの解釈から1946年にはGHQの指示により撤去されました。後に世界中がひとつの家族であるという考えそのものは、平和への姿勢として間違っていなかったとして再評価され、復元されて現在に至っています。復元の際には秩父宮雍仁親王による書から作られたオリジナルのものが再度取り付けられています。文字の部分は取り外されてから、1962年に復元されるまでまで宮崎市内の倉庫にて保管されていたそうです。

塔の上からの景色

八紘一宇の塔は登ることができます。ただし塔の一番上ではなく文字が書かれている下の部分まででです。それでも十分な高さがあります。

塔の上からは日向灘を眺めることができました。住宅街の中を進んできたので、改めて海の近さを感じました。公園自体が高台にあるので、塔の上からは市街地の先にある海も見ることが可能となっています。やや遠くが霞んでいましたが概ね良い天気でした。

塔の四隅には滋賀県で作られている信楽焼の神像が設置されています。それぞれ武人、商人、農民、漁民にまつわる神像で、住んでいる人々を表しているようです。ちなみに、塔の内部は空洞になっていて、石碑に刻んだ文字の元となった毛筆の書が保管されているそうです。

平和台公園のはにわ園

平和台公園にははにわ園という区域があります。1962年に完成したはにわ園は区域内にはにわがたくさん設置されていて、色々な埴輪を散策しながら見ることができます。はにわ館という建物で詳細な展示があるようでしたが、訪れた日は休館日でした。

平和台公園が古墳の跡地に作られているので、古墳にちなんだ展示として埴輪がたくさん設置されています。約400体のレプリカの埴輪を見て回ることができます。レプリカでも長いこと屋外に設置されて趣のある姿になっています。

中には面白いポーズの埴輪もいるので、お気に入りの埴輪を探してみてください。個人的にはなんとなく「うっかりしてた」という言葉が似合うこの埴輪が気に入りました。

おわりに

宮崎県の歴史と文化を伝える空間が、宮崎神宮と平和台公園です。古くから宮崎県で人々の信仰の中心となってきた宮崎神宮と、世界の平和を希求する地球市民としての決意と言っても過言ではない石碑のある平和台公園。いずれも宮崎県の歴史を感じるには十分な場所となっています。宮崎県を訪れた際にはぜひ訪れてみてください。

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